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【18歳未満進入禁止】みんなで作るRagnarok萌えるエロ小説スレ 十七冊目
- 15 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/02/05(火) 17:21:08 ID:L7fWxOTg
- まだだ!まだ終わらんよ!
70氏とかは自サイトでまだまだ頑張ってるよ
- 16 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/02/07(木) 23:14:01 ID:tIoXYK2s
- 君の声
ガシャン、と金属音をさせて、時計に手足が生えたようなモンスターが床に崩れ落ちた。
空を舞った歯車が軌道を残しながら落ち、カランと乾いた音を空間に響かせる。
私はため息を一つついて、その場に座りこんだ。
背中から垂れさがる赤い紐の先についた輪が地面に当たり、カンと音を立てる。
ひんやりとした石の床が火照った身体に気持ちいい。
私は消えて行くモンスターを見ながら、
このモンスター達はどこからやってきてどこに消えて行くのかな、と考えた。
モンスターに魂はあるのかな…
私が出した魔法、ファイアーウォールの残り火が私の瞳に映った。
赤色で橙色で黄色い炎。
ちらちらと風に吹かれて揺れ動く。
元々私はファイアーウォールを使った攻撃が得意ではなかった。
敵を叩いて魔法を降らせるタイプ…FCAS型のセージだった。
けど、まだレベルが足りないので敵を避ける事が出来ない。
なので、ファイアーウォールを使って時計3で背伸び狩りをしていた。
何とかモンスターを倒す事は出来るけど、威力は十分とは言えず、おまけに精神力も足りない。
これで何度目かわからない休憩を取りながら、私は物思いに耽る。
時計2のクロックというノンアクティブのモンスターを相手にすれば安全だけど、
ふらふらと頻繁に動くので苦手だった。
明日は玩具工場に行ってみようかな、と考えた所で、タタタっと軽やかな足音が近付いてくる事に気付いた。
目線を上げると、私が座っている階段を一人の女ウィザードが駆け登ってくる。
ふわりとひるがえるマント、サラサラの金色の髪。
すれ違う瞬間、柔らかい花の匂いが鼻孔をくすぐる。
それにひきかえ私は、時計に手足が生えたモンスター、アラームと戦った後なので、
薄茶色の髪はボサボサ身体中すすだらけ。
精神力が切れて地面に座りこんでいる何とも間抜けな姿。
その女ウィザードの後ろ姿を見ながら、私は再びため息をつく。
私は無意識に、肩より少し短い自分の髪を、手で一つにまとめてかきあげていた。
うなじをヒンヤリとした空気が流れる。
その冷たい空気は、汗ばんだ首にとても気持ち良かった。
今日は宿に帰ったらすぐにお風呂に入ろう。
お気に入りの石鹸と、ふかふかのバスタオルを用意して、お風呂上がりには冷たい牛乳を飲んで。
そこまで考えた所で、また足音がする事に気付いた。
見るとシルクハットを被った男プリーストが階段を登ってくる。
- 17 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/02/07(木) 23:19:23 ID:daAtmbhs
- さっきの女ウィザードの連れのようだった。
「ブレッシング!!」
「速度増加!!」
男プリーストは、私に気付くと、すれ違う瞬間支援をかけてくれた。
身体が軽くなる。
「ヒール!!」
1000に届かないヒール。
男プリーストは、少し苦笑いをした。
「ごめんねーおチビちゃん。
俺、殴りだからさぁ」
お、おチビ…
私は少し落ち込みながら、首を横に振った。
支援はとても嬉しい。
「それじゃ頑張ってねー」
手を振りながら、歩き出そうとする男プリーストの服の裾を慌てて掴む。
「ん?」
『あ り が と う』
私は口を大きく開け、感謝の言葉を型どった。
男プリーストは一瞬驚いたような顔をしたが、すぐ笑顔に変わった。
再び、手を振りながらその場から歩き出す。
私はその後ろ姿を見ながら、通じた事にホッとしていた。
私は声を出す事が出来ない。
一年前のあの日から。
――――――――――――
はじめまして。
家にネット環境が無いので、携帯からの書き込みですみません。
文法や改行やら全てが無茶苦茶orz
ですが、のんびり書いてみようと思います。
- 18 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/02/08(金) 01:43:02 ID:dmZvZRRg
- セジ子ハァハァ
楽しみにしてます〜!
- 19 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/02/08(金) 11:20:23 ID:Z20KoeyU
- 過疎ながらスレが伸びてはいるので、
せっかくだからどなたか保管所更新してくれないかな・・・
自分はいじったことがなくてわからないためダメにしてしまいそうで怖い
管理人はもう放置決め込んじゃってる感じなのかな・・・
- 20 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/02/08(金) 16:55:43 ID:v7txWuTo
- そうやって他人任せにする人ばかり残っているからの現状だと思いますよ
wikiは誰でも直せるものだし、スレに書かれた文章を移すだけだから他のwikiに比べてとても簡単
バックアップが残っているから復旧もできるし、間違っていても気付いた人が直してくれるのがwikiというものです
まずはあなたが更新してみてください。言い訳はやってみてからどうぞ
自分は何もせずに管理人に文句を言うなど、大人のすることじゃありませんよ
- 21 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/02/08(金) 17:11:13 ID:dmZvZRRg
- そこまで言うことないかと…
別に管理人に文句言ってるようには見えないし、
自分もただ見ているだけでアクセスも殆ど携帯からだし、ネット全般の知識のない人間だから、
怖じ気づいて触れない気持ちはなんとなく分かる。
得意で知識のある方が時間を持て余していたらやってもらえたらなぁって気持ちじゃないの?
でも誰かが進んでやらなきゃって言うのはとても正しいことだから、俺も勉強してみるよ。
かなり時間かかると思うけど。
- 22 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/02/08(金) 17:47:04 ID:F6Ovlc66
- 大人を語る人間なら、もう少し優しい言い方を覚えるべきですな(苦笑)
- 23 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/02/08(金) 18:06:33 ID:3.1tPNn.
- 十分に優しい言い方だと思いますが、とりあえずdameておきますね!
(強制sageみたいだから、上がってないんだけど一応ね)
>>16-17
わっか、わっか!(AA略
先を期待させる出だしで、楽しみです。
>>19、>>21の両氏
頑張ってください。やってみると予想以上に簡単ですよ。
- 24 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/02/09(土) 07:04:23 ID:G4uU9R1c
- 大人の対応だどうだとかそういう問題ではなく、保管所wikiって
以前アカハクウイルス貼り付ける悪質業者が横行して編集できないように管理人がパスかけたままで今に至ってないかい?
20氏も口だけなのがバレるぞw
- 25 名前:23 投稿日:2008/02/09(土) 19:09:44 ID:tgXST6ko
- 試しに現行ページの編集、新規ページの作成をしようとしてみました。
(>>16様の文章を試しとして登録させていただきました。ご迷惑でしたら削除いたします)
既存ページの編集は、SandBoxに対して行いましたがエラーが出てできませんでした。
新規ページ作成はエラーが出ますが、作成・更新とも可能のようです。
既存ページについてはほとんどが管理人様によって凍結されていることと
凍結をしていないページは無意味に変更を加える必要性がないので未チェックです。
基本的に新規ページの追加と編集だけで問題ないと思いますので
保管庫は多少心配ではあるものの、現在も利用が可能なようです。
(FrontPageとMenuだけはどうしようもありませんが……)
以上、お試し報告でした。
保管作業をするか、保管庫管理人よりレスいただけるまで放置するかは
スレのみなさんの意見で決めた方がよいと思いますが、いかがでしょう。
- 26 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/02/11(月) 21:20:12 ID:Q1H4/3Z.
- 保管庫管理人からレスいただけるのがベストだと思いますが、
今の保管庫の様子を見ると難しそうな気も。
(連絡板が無関係なスレで埋め尽くされている等)
新しい保管庫を用意するのも選択肢の一つではあるかな、と思います。
でもこの過疎状態では保管庫の需要自体が疑問な点になっちゃうかな…
- 27 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/02/17(日) 22:03:23 ID:21AD7LH2
- 君の声2
「こっち!こっちだよ!」
苦し…もうダメ…
「頑張って!あいつらから逃げなくっちゃ!」
けど、もう走れないよっ…
「ホラ、走って早く!」
あなただけでも先に…!
「馬鹿!何言ってるの!?アタシがそんな事するわけないでしょ!」
でも…でも…!!
ドサッという鈍い音に驚いて、私は身を竦めた。
目を開けると、柔らかなクリーム色をした天井が見える。
一瞬状況が掴めず、ぼんやり辺りを見回す。
ここはプロンテラの小さな宿屋だった。
室内は落ち着いたクリーム色で統一されていて、
小さいけれど清潔感があり、宿代が安い上に、ご飯が美味しい。
私はここが気に入り、ずっと使わせてもらっている。
お風呂のお湯が溜まるまで時間があったので、今日の狩りの収集品の整理をしていたのだが、
どうやらうたた寝をして椅子から転がり落ちたらしい。
頭がはっきりしてくると、身体中が鈍い痛みに襲われた。
その痛みを感じながら、寝転がった体勢のまま先程見た夢を思った。
あの時の夢…
私は目を固く瞑る。
あの時、私が誰かに助けを求めてたら彼女は…
私が足を引っ張らなければ、あんな事には…
「…大丈夫か?」
私をそっと覗き込む影。
ふわふわの茶色の毛皮と白い襟巻きを身にまとい、頭には前方に丸く曲がる角が生えている。
身体の大きさに似合わないぐらいの大きな鎌を両手でしっかりと握りしめながら、くりくりとした丸く赤い眼で私を見下ろしていた。
彼女から託された魔物の子バフォメットJr.のリゼル。
「あ、コラ!髭を触るでない!」
私は手を伸ばして、リゼルの顎の下の白い髭を引っ張った。
怒っている言葉を無視して、指を移動させて喉を撫でる。
しばらくすると、リゼルからゴロゴロという音が聞こえだした。
目を瞑ってる様は、まるで猫みたい。
私はつい最近まで、モンスターが怖くて狩りが出来なかった。
異常な程モンスターの影に怯えていたからだった。
今から考えると、何故そこまで怖がってたのかがわからない。
モンスターを見るたびに彼女の姿、彼女の声、あの時の空間…
そんなものがフラッシュバックのようによみがえった。
狩りが出来ないと、生活が出来ないし、自分の夢にも近付けない。
喋れない私は、声を出せずに泣くしかなかった。
けと、そんな私を変えてくれたのが、彼女が残したこの子だった。
- 28 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/02/17(日) 22:08:05 ID:iAtCkS2s
- 「…ってこんな事で私は騙されんぞ!!
狩りに連れてけって言ってるのに何故連れていかないんだー!!
無理矢理卵に閉じ込めよって!」
リゼルが瞼を開け、大きな声をあげて抗議しはじめる。
前、狩場にリゼルを連れて行った時、踏み潰しそうになった事は内緒にしている。
慌てて避けて、自分の方がモンスターに殴られそうになってから、あまり狩場には連れて行かなくなった。
リゼルにはそれが不満らしい。
危険があまり無い狩場ならいいんだけどなぁ…
「明日は絶対に連れていってもらうからな!」
そう言い切るリゼルをどう誤魔化そうかな、と考えた所で、私はお風呂のお湯を出しっぱなしだった事を思い出した。
慌てて起き上がろうとしたが、
そのままの勢いでリゼルと頭をぶつけ合う。
「…!」
奇声を上げながら床を転がるリゼルに謝りつつ、痛む頭を押さえながらフラフラとお風呂場へ向かった。
幸い、お湯は溢れてはいなかった。
温かそうな湯気が立ちのぼっている。
私はすぐにセージの服を脱ぎ捨て、ベッドの方に放り投げた。
赤い紐の先に付いてる輪が重なり合い、カチリと小さな音を立てる。
少し行儀が悪いけど、誰もいないのだから気にしない。
「全く最近の若人は…!」
1匹いた事を忘れていた。
リゼルはぶつぶつ文句を言いながら、小さな身体で器用に私の服を畳みだす。
…あの子がいたおかげで私はどれだけ助かった事だか。
私は今度、食べきれない程の蜂蜜をリゼルの為に用意しようと心に決めた。
風呂場に入ってから蛇口を捻り、温度を確認してから、シャワーのお湯を頭から一気に流す。
今日の汚れが流れ落ちていくようでとても気持ち良かった。
もくもくと湯気が立つ中、曇ってる鏡が目に入った。
手で表面の露を払うと、濡れそぼった自分の姿が写った。
肩より少し短い薄茶の髪、膨らみの少ない胸。
どう見ても実年齢より幼く見える。
ふと、時計塔ですれ違った女ウィザードを思い出した。
金色のサラサラとした髪にスラリと伸びた手足。
胸も揺れていた。
素敵な人だったなぁ
私だって、いつかは…!
そう思いつつ、自分の小さな胸を手で包み、上に寄せてみたけど、ボリュームの無さに何だか悲しくなってきた。
次に視線が自分の下半身に向く。
ここはもう大人の身体の構造なのにな、と思わず苦笑いが溢れた。
自然と、指がうっすらと生える茂みの奥に伸びる。
柔らかな突起に触れると、ピクンと身体が震えた。
- 29 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/02/17(日) 22:15:30 ID:fLEzd5A6
- 一瞬にして身体の中心が熱くなる。
突起を中心に軽く指を前後に動かしていると、水とは違う何か粘着質なものの音が聞こえてきた。
身体が包みこまれるような気持ち良さに私は立っていられなくなり、その場にペタリと座り込んだ。
床の冷たさに一瞬思わずお尻を浮かせる。
ここまでくると、もう止められなかった。
気持ち良さに指の動きが止まらなくなる。
風呂場に、私の荒くなる息と、敏感な部分を指で掻き回す音と、シャワーの音だけが響いた。
愛液かシャワーのお湯かわからないものが混じりあって、私の太ももを伝い落ちた。
身体を支えられなくなり、壁に身を寄せる。
ここをあまり強く触った事は無い。
軽く触っただけで、こんなに気持ち良いのに、これ以上触ったら、どうなるのかとても不安だった。
指が私の突起を少し強めに弾く。
「…っ!」
身体が自然に震え、私は鋭く息を吸い込んだ。
気持ち良さに頭の中が真っ白になる。
息を大きく吐きながら、私はしばらく余韻に浸った。
快楽の波が去り、息を整えながら手を見ると、私の愛液がゆっくりと糸をひいていた。
立ち上がると、再び鏡が目に入る。
鏡の中の私は、頬を紅潮させて、目がとろんとして夢見ているようだった。
その時、外からリゼルのお腹空いたコールが聞こえてきて、まるで水が退くかのように意識が覚め、罪悪感と恥ずかしさの感情が押し寄せてきた。
慌てて身体と頭を洗って、決して大きいとは言えない湯船の中に沈んだ。
次の日、余程疲れてたのか、起きたのはもうお昼近くだった。
宿で朝食兼昼食を食べる。
玩具工場に行くと昨日に決めていたので、愛用のアンドレc挿しグラディウスと、人面桃樹cが挿さったガードを倉庫から取り出した。
本当は魔力が少し上がるアンドレ挿しバイブルがいいのだけど、私は短剣の方が好きだった。
人面桃樹ガードは、時々自動ヒールが出るので重宝している。
まだ人面桃樹は見た事が無いので、いつか避けれるようになったら崑崙に行こう。
私は準備をしっかり整えて、アルデバランに向かった。
――――――――
>>25さん
自分の文章使っていただいて構わないです。
俺も何か手伝いたいですが、携帯じゃ微力orz
- 30 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/02/21(木) 20:01:19 ID:4dbL4JaU
- >>26
保管庫の更新自体は望まれていますし、仮に保管庫を新たに用意したとしても
今の保管庫にまとめておけば引越しも楽になると思いますので
ちまちまと現在の保管庫に手を入れてみてます。
>>27-29
許可ありがとうございます。
丸写しにすぎませんが、こちらも保管庫へ入れさせていただきました。
作品を投下していただくことが、もっとも力強い協力です。
次回も楽しみにしております。
( ´-`)。o(わっかの表現が目立つというか、なにか強いこだわりを感じるなあ……)
- 31 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/02/22(金) 04:41:28 ID:FW3DWjVQ
- >>27−29
ほのぼのとできるイイ文だ・・・。えちぃのにとっても癒されるー(ノ∀`)
- 32 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/02/22(金) 12:31:05 ID:MQO74Nfk
- その娘に出会ったのは、森の中だった。
綺麗な青い髪に、初々しいリボンが似合っていた。
「バァッシュ! えい! とう!」
ロングスカートを翻しながら、その未熟な剣士はマンドラゴラに斬り付けていた。
「ひぁっ!?」
時々触手による攻撃でスカートが捲れ、眩しい生足がお目見えする。
それを目に焼き付けながら、私は姿を現すかどうか迷っていた。
ハイプリーストとしては人の役に立つのが義務なのだが、今更そんなことを律儀に守っている聖職者などいない。
……実に嘆かわしいことだが。
「わわ! ヒットポイントが危険! リンゴ…あ、最後の1個!?」
おっと。どうやら悠長に眺めていては、青髪の剣士の貞操の危機のようだ。
触手プレイも捨て難いが、ここは恩を売るのがベターだろう。
「ヒール!!」
「ひぁっ!?」
ぴろりん♪
突然の支援に驚きの声を上げる。
キョロキョロと周りを見渡すが、草むらに隠れている私はなかなか探し出せないようだ。
そうこうしているうちに、またもマンドラゴラに攻撃されていく。
「ほら! とっとと攻撃する!」
ガサガサと草木を掻き分け、なるべく自然に登場してやる。
「ハ、ハイ!」
てゐっ
マンドラゴラはその一撃で生気を失い、崩れ落ちた。
……ヒールしなくても勝てたんじゃないかとの思いが心を過ぎるが、それを強引に無視した。
「有り難うございました〜」
ドロップ品の植物の茎を拾ってから、その娘は深々と頭を下げた。
うむ、なかなかスレてなくて、礼儀正しいお嬢ちゃんのようだ。
- 33 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/02/22(金) 12:32:40 ID:MQO74Nfk
- 「危ないところだったね」
「あ……そうですね。ちょっと油断しちゃってました。割といけるなぁと思ってたら、
いつの間にか回復がなくなっちゃって」
「ふーむ」
もう一度ヒールをしてあげて、遠目で身体全体を眺める。
装備は店売りばかりで、精錬もしていないようだ。
「ここにはどうして来たんだい? 修行にはもっと適したところがあるだろうに」
「えっと、あの……。お金が欲しくて……ここが良いって知り合いに聞いたんです」
お金ねぇ。
確かに植物の茎はそこそこ高値で売れるが、もっと別のもあるんじゃないかと思うが。
その知り合いがADSクリエの可能性もあるな。
「そんなに焦らなくても、強くなってから稼げば良いと思うぞ?」
「そうなんですか? でも、早く強い武器や防具手に入れたいし……」
「あんまり背伸びしても、辛くなるだけだ。……回復はもうないのか?」
「え? あっと……紅ポーションがありました!」
「ゴキ退治用のか。今のレベルじゃ上等過ぎるだろう。他には?」
「ふぇ? ……ありませんね」
トホホ、と擬音が聞こえそうな落ち込みようだ。
ふむ?
「まだ稼ぎ足りないようだったら、一つ提案があるが……」
「えぇー? どんなです?」
「私がしばらく、付きっきりで支援して上げよう」
ぱちくり
「そ、そんなの悪いですよ。何も見返りなんて差し上げられないですし〜」
指をモジモジとさせて俯く。
悪いと思っているが、してもらいたい、けれどもって感じだ。
「確かに、君が出来ることなんて少ない」
「えぅ」
「だけど、今の君が出来ることで、十分対価になることもあるんだよ」
「えぇー!? どんなのです? 信じられないなぁ……」
「こう言うことだよ……」
無言でスカートの中に手を差し入れる。
太腿を擦りながら、上の方へ撫で上げて行った。
「あ、あの……こんなことしても、あたし……可愛くないですよ?」
「どうしてだい? 君はとても可愛いし、恥らう姿はとても魅力的だよ」
「だって! 剣を振り回したり、力だって強いし……皆には暴力女って言われて」
馬鹿なことを言う唇を塞ぐ。
舌を入れると、恐る恐ると言った風に舌を絡めて来た。
「ん……んぐっ……んんっ!」
「君は十分に魅力的だ。今からそれを証明して上げる。……良いね?」
「……はい」
手近な木の傍に座らせ、もう一度唇をついばむ。
その状態で上着をたくし上げ、ブラを捲って控えめな胸を露出させ、両手で裾野を撫で上げた。
「ひぁあん! や……ダメッ!」
「柔らかくて気持ち良い。もっと触っていたいけど、ダメかい?」
ふるふると、首を横に振って顔を真っ赤にする。
今度は乳首を弄りながら揉み上げることにした。
「ふぁぁあああああん!! きゃんっ!」
乳首を吸ったり、胸を撫で上げたりする度に、可愛らしい声を上げる。
しばらく堪能していると、目がトロンをして来て、唇の端から涎が垂れていた。
「良い表情だ、可愛いよ」
「はうぅ」
首筋を舐め上げてから、次に少し距離を取る。
- 34 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/02/22(金) 12:34:46 ID:MQO74Nfk
- ロングスカートを少し捲り上げ、足を軽く開かせてから顔を突っ込み、秘部に口を付けた。
「え? ええっ!? ダメです、そこ汚い! ダメ! ダメ!!」
力を入れて剥がそうとするが、こちらも足に手を掛けて離れまいとする。
「ダメッ! ダメ……なのにぃ」
ぴちゃぴちゃと下着の上から愛撫をしてみるが、イマイチのようだ。
「脱がすよ。いいね?」
「…………」
無言だが、パンティの両脇に指を掛けると、腰を浮かせて脱がしやすくしてくれた。
片足に引っ掛けた状態にして、改めて顔をスカートの中に突っ込み、直に愛撫を始めた。
「やん! やぁ〜〜〜! ダ……メッ!」
篭った匂いが堪らない。
胸の愛撫で大分濡れていたようで、舌を入れると唾液以上の愛液が掻き出されて来る。
弾力のある太腿に挟まれ、至極の喜びに浸っていた。
愛撫を続けていると、やがて短い間隔の嬌声とともに、果てた声が聞こえて来た。
「気持ち良かった?」
コクリ
「そろそろ……良いかな?」
……コクリ
同意を確認すると、スカートを腰の辺りまで捲り上げ、露出させたペニスを秘部へと宛がった。
「ん……んんっ! っ!!!」
亀頭を入れた後抵抗があるが、腰を掴んで一気に侵入させる。
恐らく痛みによるだろう涙が浮かんで来たので、それを唇で吸い取ってあげた。
そのまましばらく、胸や陰核への愛撫やキスで時間を潰す。
「これで終わりですか?」
「いや、まだだけど……」
「じゃあ、続けて下さい」
「……大丈夫?」
「え? 痛かったのは…少し収まってきましたけど……どうしてです?」
「女の子が気持ち良くないと、男も素直に気持ち良くなれないのさ」
「そう言うものなんですか……」
「そう言うものなんだ」
「……んと、少し痛いですけど、何だかふわふわした気持ち良さがあります」
「オッケー。……動くよ」
ペニスを引き出し、浅いところで出し入れする。
突き入れる度に息が吐き出され、エロチックな雰囲気になって行く。
少し角度を変えようとしたが、破瓜の傷に触れたのか、顔を歪めた。
仕方ない。今回は手早く出してしまうことにするか。
「ん……あ……ん……んんっ……あぅ」
腰を深くまで入れ込み、己の気持ち良さを引き上げていく。
少し気遣いながらも、自分本位の挿入でやがて限界へと近づいて行った。
「あっ……んっ……あっ……んっ……」
「そろそろ……出すッ!」
「ん……はい……来てっ!……下さいッ!」
ずぶっずぶっずぶっ
イきそうになった瞬間、膣から抜き出して擦り上げる。
「くあっ!」
ぴゅるっぴゅるっどくどくどく
白い液体が、ロングスカートを汚す。
「はぁ……はぁ……はぁ……」
「ふぅ……」
しばらく射精の余韻に浸る。
「気持ち良かったですか?」
「勿論! その精子が、気持ち良かったと言う証明さ」
「これ……が?」
興味深々にそれを指で掬い取り、徐にそれを口へ運んだ。
「……苦いです」
「ははは。食べ物じゃないしね」
「……でも、何だかエッチな味がします」
そうなのか? 自分じゃ飲んだことがないから何とも。
更に飛び散った精子を掬って何度も口に運ぶ彼女の姿を見ていると、またもムラムラして来た。
「あ」
ぼりぼりと頭を掻き毟る。
「君の様子を見ていたら、また……したくなっちゃったみたいだ。ダメかな?」
真っ赤になってふるふると首を横に振り、抱き付いてきて耳元で囁いて来た。
「今度は中に出してくださいね」
- 35 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/02/22(金) 12:41:01 ID:MQO74Nfk
- お粗末様でした(ノω・。)
こんなの(製作時間4時間)でも投稿して良いのかな?と思ったけど、勢いで。
これが若さゆえの過ちって奴ですか……シャア大佐
- 36 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/02/22(金) 14:18:52 ID:xY0kVbig
- だきしめたいなぁ!剣士娘!
- 37 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/02/26(火) 21:42:48 ID:8NNKKVQI
- ハイプリの思考と登場シーンが受けました。
髪に葉っぱとかついてるんだろうなぁ
剣士が本当女の子っぽくて可愛いです。
- 38 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/02/27(水) 17:56:15 ID:E13uF0yw
- 君の声3
チィィィンと小気味良い短剣の音が響き、腕にまで振動が伝わってくる。
敵の攻撃を避けるたびに、背中から流れる2本の赤い紐が宙に舞いながら、裏表と軽やかにひるがえり、
光を受けて綺麗な色に輝く。下半身を包む腰布も、まるで生きた魚のように滑らかに空気を泳ぐ。
私がFCASセージになった理由は、この舞に魅力されたからだった。
キラキラと輝く踊りをするダンサーとは違う不思議な動き。
ある日偶然見かけたFCASセージに衝撃を受けた。
流れるような動きに合わせて、2本の輪が優雅に動いていた。
時には同じ動きに。時には逆の動きに。
激しく動いていたかと思えば、宙で一瞬停止し、そして次の瞬間には、頭上からボルトの雨が降り注ぐ。
まるで踊っているかのような攻撃方法。
私はレベルが低いのでまだまだだけど、いつかああなれたら、と憧れを抱いていた。
空気が抜けるような音を立てて、プレゼント箱のような姿を持つミストケースが破裂して消える。
跡にはドロップ品の緑の球体のジャルコンが残った。
私はそれを拾い、腰から下げている小さな袋に仕舞いながら辺りを見回した。
傍らにいたリゼルが、興味津々に歯の生えた変な玩具を覗き込んでいる。
結局、リゼルの連れて行けコールに負けてしまったのだ。
久しぶりに狩場に来たのが嬉しいのか、とてもはしゃいでいるのがわかる。
そのうち段差に足を引っかけるんじゃないかなと思った瞬間に、リゼルは派手に転んだ。
それでも元気よく起き上がり、また玩具に突進する。
「なぁ、こんな物を人間の子供は喜ぶのか!?こんな変な歯が!」
目を輝かせながら聞いてくるリゼルを見て、思わず吹き出してしまう。
ガシャンガシャンと玩具を生産する大きな音や、その玩具自身の音が響き渡り、
その音で、私は小さい頃を思い出した。
冒険者になるずっとずっと前の事。
父親が泣いてる私を慰める為、木の玩具を作ってくれたなぁ
父親は不器用だったから、手が彫刻刀で傷だらけになってたけど。
私はそれが嬉しくって、ずっとその玩具を持ち歩いてたっけ。
自然と笑みが溢れた。
両親はもう二人ともいないけど、私はやりたい事を見つけた。
あとは頑張ってその目標に向かうだけ。
『オートスペル!!』
私は声に出さず詠唱を唱える。
声が出なくなって、最初に私の前に立ちはだかったのが詠唱だった。
人との繋がりは、身振り手振りの動きや筆記でどうにかなったが、これだけはどうしようもなかった。
どんなに頑張っても声が出なくて、悲しくなって泣いた日もあった。
それでも、諦めずに何度も何度も練習した。
やがてその努力が実って、声を出さずに魔法詠唱が出来るようになった。
初めてファイアーウォールを出せた時の感動は今でも覚えている。
嬉しくて興奮して、夜はあまり寝つけなかった。
「おい!ぼんやりするな!」
リゼルの声で、私はハッと我にかえった。
また物思いに耽っていたようだった。
気付くと、一体のクルーザーに攻撃の標準を合わせられている。
警告を発したリゼルはというと、すでに物影に隠れてこちらの様子を見ている。
考え込むと周りが見えなくなる癖を何とかしないとなぁそう考え、
少し焦りながらクルーザーの懐に飛び込んだ。
クルーザーはブリキの玩具で、銃と呼ばれる遠距離の道具で攻撃をしてくる。
これが中々避ける事が出来ない。
なるべく被弾を抑える為に、敏速な攻撃をしかけるのが一番だった。
クルーザーの攻撃を受けながら切りかかる。
右に左に動いて、敵を翻弄しようとするけど、クルーザーは素早く私に狙いを定め、引き金を引いた。
クルーザーの銃弾が私の左腕をかすめ、赤い血を飛び散らせた。
痛みに顔を歪めながら、私はクルーザーの左側に跳んだ。
そしてそのままの勢いで、クルーザーの背後に身体を滑り込ませる。
丁度クルーザーと背中合わせの形になった私は、鋭く息を吐き出しながら、右手に力を込め、
クルーザーの背後に短剣を突き刺した。
確かな手応え。
同時にオートスペルで生じたボルトが落ちてくる。
私は飛び下がり、クルーザーを正面に捉えた。
クルーザーが崩れ落ちるのが見てとれる。
跡にはドロップ品の手錠が残り、私は大きな溜め息をついた。
たった一体だけでこんなに大変なのに、囲まれたらもっと大変だなぁ…自分の力不足を痛感する。
けど嘆いてても仕方が無い。強くなる為に頑張らなくっちゃ。
「全く、危なかしいったらありゃしない!狩場でぼんやりするなとあれほど言っとろーが!」
物影から出てきたリゼルのお説教タイム。
私は怒っているリゼルを抱き上げた。
ふかふかとした毛皮が暖かい。
その暖かさで、リゼルはちゃんと生きているんだな、としみじみ実感する。
…けどお風呂も入れないとね。
「…?」
リゼルがどうしたとでも言うように、私の顔を見る。
リゼルの暖かさを堪能した私は次の敵を探す為に歩き出した。
「あ、コラ!傷の手当をしろー!」
傷の手当をする時間が勿体無い。
早く強くならないと…
『ばっかねぇ、そんな背筋張ってたら、疲れちゃうじゃん?自分のペースが一番よ。』
私はピタリと立ち止まった。
彼女の声が聞こえたような気がした。
空耳…?しばらく立ち止まっていたが、私は再び歩きだす。
彼女は、良くも悪くも賑やかな人だった。
黙っていたら美人なのに、喋り出すと、誰にも止められない。
彼女は、真面目に考える私をよく茶化していた。
『ホラ、私達なりたい職に向かって歩き出してるけど、まだまだ先は長いじゃん。
今から頑張ってたら疲れちゃうって。のーんびりこの世界を堪能しようよっ』
例えばどんな堪能の仕方?
『えー、かっこいい騎士様と出会って、キャー私守られてるー!とか?
筋肉ムキムキのブラックスミス様にお姫様抱っこされて求婚されちゃったりとか?
ローグ様のワイルドさもたまらないわ。
嬢ちゃん…黙って俺についてきな。とかとか!イヤー!そんな出会いが欲しいー!』
…。
『なぁによぅー溜め息なんかついちゃったりして。いーじゃない夢見てもっ』
彼女の言葉は、本気か冗談かわからない事だらけだった。
滅茶苦茶な人だけど、引っ込み思案な私をこの世界に引っ張り出し、一緒に行動してくれた。
そういえば、彼女はよくこんな事聞いてきたっけ。
『アンタの夢は、何なの?』
- 39 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/02/27(水) 17:56:59 ID:E13uF0yw
- ふと鈍い攻撃音に気付く。
歩いている前方を見ると、シルクハットを被った一人の男プリーストが立っていた。
こんな所にプリースト…?
私は不思議に思いながらすれ違う。
重そうなチェインが的確にミストケースに叩き込まれていた。
どうやら殴りプリーストのようだった。
しかも、ミストケースの全ての攻撃をいとも簡単に避け、素早く重い攻撃を仕掛けている。
腕の中にいるリゼルは、殴りプリーストを見た事が無いらしく、身を乗り出してその戦闘の様子を見ている。
私もあんな風に強くなれたらなぁと思いながら、歩き去ろうとしたが、ふと立ち止まった。
どこかで見た事があるような気がしたからだった。
くるりと後ろを振り返る。
男プリーストは、丁度ミストケースを倒してドロップ品を拾っていた所だった。
その男プリーストがこちらを振り向き、私を見て驚いた顔をした。
あぁ、昨日時計塔にいた人だ。
私はその驚いた顔を見て、昨日の事を思い出した。
金髪の素敵な女ウィザードと一緒に居た人。
「ブレッシング!!」
「速度増加!!」
そうそう、昨日も支援をかけてくれたなぁ
「後ろ!」
後ろ…?
お礼を言おうと口を開きかけた時、グイっと何か強い力で服を引っ張られてよろめいた。
何事かと慌てて後ろを向く。
そこには氷の毛皮をまとった仔犬が唸り声をあげながら、
私の服の後ろから垂れ下がる赤い紐に噛みついていた。
ハティベベ…!
その仔犬は小さいながらもかなり力が強く、私のレベルではとても敵わない。
ハティベベの攻撃方法は、体当たりをしかけてくる事だが、
そんな硬い氷の毛皮をまとった塊が飛び付いてきたらたまったものじゃない。
逃げようと身体を動かしたけど、ハティベベは紐にがっちり食い付いて離そうとしなかった。
体当たりを受ける覚悟をした瞬間、リゼルが腕の中から飛び出し、
ハティベベの鼻先に噛みついた。
「キャンッ!」
ハティベベは泣きそうな悲鳴をあげ、口から紐を離す。
「こっちに!」
駆けつけた男プリーストに手をグイっと引っ張らる。
「ホラ、走って早く!」
心臓が跳び跳ねたような気がした。
『ホラ、走って早く!!』
空気がとても冷たく感じ、グラリと視界が歪む。
一年前のあの時の彼女の声が頭に響いた。
あの時の彼女と同じセリフ…
「こりゃ狩り諦めて帰るかぁ」
呆然として動こうとしない私を見て、男プリーストが呟いたが、私にはその言葉は届かない。
「ワープポータル!!」
男プリーストは素早く詠唱を唱え、メモをした場所ならすぐに移動出来るスキルを出した。
人が一人乗れる程の大きさの光が地面に現れ、
私は背中を無理矢理押されるようにそのポータルに乗せられる。
背後には、私達を襲おうとするハティベベを牽制しているリゼルがいた。
「仔山羊も早くー」
「誰が仔山羊じゃあああ!」
リゼルが叫びながら私の腕の中に飛び込んできた。
リゼルの暖かさを感じて、私は我に返った。
その瞬間に風景が一転する。
雀の賑やかな声が聞こえ、優しい木々の葉の擦れる音が聞こえる。
見た事のある街並…
プロンテラの一角だった。
辺りには人がいない静かな場所。
後ろを向くと、男プリーストが丁度溜め息をつきながらポタールから出てきた所だった。
何か考え事をしているようだった。
私が取り乱さなければ、この人はまだあそこで狩りが出来たのに…自分の未熟さが情けない。
謝ろうと口を開きかけたが、男プリーストの様子がおかしい事に気付き、口を閉じる。
腕組みをして、片方の手を口元に持っていき、私の目線より下を見ている。
怒っているのかな…
「セージのさー服の構造ってどうなってるの?」
男プリーストそう言いながら手を伸ばし、私の腰布の前を半分程めくりあげる。
私は文字通り、声にならない悲鳴を上げた。
>>30さん
わっかの表現というか、♀セージの一番の特徴があの赤い紐かなぁと思ったので、(よく動きますし)
書いてたのですが、ちょっと強調しすぎましたねorz
>>31さん
感想ありがとうございます。
何度書き直しても、色気が出ない・・と悩んでたのですが、
えちく見えてよかった〜
- 40 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/02/27(水) 17:59:14 ID:E13uF0yw
- 書き忘れてたorz
某所でセージの服の名称に答えていただいた皆様ありがとうございました。
使わせていただきました。
ばれてた(ノ▽`)
- 41 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/02/27(水) 18:24:06 ID:MdXY30V.
- 細かく描かれるわっかと紐の動きや、FCASを舞に見立てた表現など
わっかへの愛が感じられる文体で、わっか好きとしては読んでて楽しいです
それにしてもプリ男さん、なんてうらやましい真似を
あと某所では、ばらしちゃってごめんなさい。反省はあまりしてません
- 42 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/03/29(土) 01:07:15 ID:tQFSjVWk
- 今はもう消えてしまったが、
ソヒーに冒険者が飼われるSSと♀マジにシーフが犯されるSSがあるサイトってあったよね?
そのSS持ってる人居たら、もう一度見たい
- 43 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/05/05(月) 16:00:14 ID:31O20co2
- ふと思いついたBSとハイプリの話です。
携帯からですみませんorz
「おはよう、お嬢ちゃん。」
目が覚めると、見知らぬ男に挨拶をされた。
というか、私とくっついて隣で横になっている。
「う…わああぁ!?」
状況が掴めず、とりあえず色気の無い悲鳴をあげ、その男から離れようとした。
途端に頭に激しい痛みが走り、顔をしかめる。
まるで耳元で巨大な鐘を叩かれているようだった。
気持ち悪さで吐き気が押し寄せてくる。
「飲みすぎだ飲みすぎ。
大人しく横になってろ。」
横にいた男が私の頭を押さえ、静かに布団に押し付けた。
落ち着け私。
一体この状況は何なのだろうか。
微かに煙草の匂いがする枕に突っ伏しながら考える。
こんな状況になる前、私は何をしていたのだろうか。
ガンガンと響く痛みに悶えながら、ゆっくりと思い出していった。
付き合っていたWizの彼氏に振られた。
別れを切り出された時は、特に何も思わなかった。
逆に、やっぱり、と妙に納得をしていた。
別れの理由は、私と付き合うのがとてもつまらなかったら。
「思ってたよりつまらない子だったもん。
…顔と身体は良かったんだけどね。」
その後に続いた別の理由に私は怒りが込み上げてきた。
右手に力拳を作り、彼の顔面ど真ん中に叩き込む。
くるりとピンク色の法衣をひるがえし、私はその場を立ち去った。
後には伸びて地面に転がっているWizの姿。
どうして私に近づく男は皆、私の外見しか見ないのだろうか。
それでも彼の事が好きだった。
殴りプリーストの私は、魔法を使う彼の為にサフラという詠唱を短縮するスキルを取った。
使用スキルのSP消費を少なくさせるマリナチャージも取ったし、彼好みの女になろうと努力もした。
苦手な化粧も覚えたし、私服は可愛い物を着た。
それでもダメだったらしい。
プロンテラの街並を怒りながら歩いていると、どこからともなく
「天津でお酒が飲める」
という言葉が聞こえてきた。
天津でのお祭り。
本当なら彼と二人で行くはずだったのに。
私は無性に飲みたくなってきたので、天津に向かう。
薄灯かりに照らされた天津はとても綺麗だった。
桜がひらひらと舞い、沢山の人達が大きな桜の樹の下でお酒を飲み交わしていた。
私はそんな風景など気にせず、ひたすらにお酒を飲んで飲んで飲みまくった。
- 44 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/05/05(月) 16:03:07 ID:csCyXClk
- お酒を注いでくれていたウォッカという人が、飲み過ぎている私を見かねて止めてくれたが、
私はその人に喰ってかかった。
そこまでは覚えているのだが、その後の記憶がすっぽりと抜け落ちていた。
一体どうなったら、見知らぬ男と一緒にベッドで寝る状況になったのだろうか…
横目でチラッと男を見た。
男と目線が合う。
「大丈夫か?」
目線が合った見知らぬ男は、私に笑いかけてきた。
その顔を見て、悪い奴では無さそうだと判断をする。
私は少しずつ落ち着いてきた。
「で、悪いんだが…貴方は誰だ?」
私は問いかけた。
本当に全く、欠片も思い出せない。
思い出せない事が不安に繋がる。
私は殆ど裸だったからだ。
「え…何にも覚えて無い?」
「覚えてたらこんな問いかけはしないぞ。」
男はベッドから起き上がり、頭を掻いた。
「昨日さ、お嬢ちゃん天津で酒飲んでたじゃん。
それで、余りにも飲み過ぎてたから、俺が止めに入ったんだけど…」
男が部屋の端の方を指差す。
「止めに入った途端、盛大にドバーっと。」
男の指差す方を見ると、洗濯された後の白いシャツとジーパンが干されてあった。
私のハイプリーストの法衣もかかってある。
服装の感じからして、ブラックスミスの物のようだった。
しばらくそのドバーっと言う言葉の意味を考え、理解した途端に私は青ざめる。
酒を飲みまくって酔っ払っい、止めに入った人に迷惑かけた上に、
その人の服に吐くとは…
「その…申し訳ない!」
私はベッドから起き上がり、すぐに謝る。
「いいえ〜おかげでいいものが見れたし」
男がニヤニヤと私の身体を見下ろしている。
私はとりあえず、近くにあった灰皿を投げつけた。
男はロゼと名乗った。
元彼と同棲してた私は宿を失ったのだが、ロゼに泊まる所が無いと伝えると、
自分の部屋を提供してくれた。
ロゼはあまり詳しく聞こうとしなかったので、それが私にはありがたかった。
元彼に追い出されたなんて情けなくて言える訳が無い。
ただ、毎晩同じベッドに横になって寝るのは複雑だったが…
ロゼとはレベルが近かったので、二人でよく狩りに出かけた。
最初は連帯がばらばらだったが、少しずつ息が合うようになってきた。
狩りをしながら、二人ではしゃいだり、冗談で悪口を言い合ったりしてとても楽しかった。
そして夜は、一緒のベッドで眠る。
この関係は一体何なのだろうか。
- 45 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/05/05(月) 16:09:08 ID:PRBlK1/I
- 静かに寝息を立てて眠るロゼの顔をそっと見た。
横にこんなナイスバディ(?)が一緒に寝ているのに、ロゼは何とも感じ無いのだろうか…?
それとも私は女に見られて無いのだろうか。
多分女に見られて無いんだろうな。
私は口調が男っぽいし、性格も女らしい所は一切無い。
けど、もう自分を飾り立てるのは嫌だった。
色々考えているうちに、私は眠りに落ちていった。
「ジュリア、朝だぞ。今日は監獄に行くんだろ?」
朝日の光が酷く目の奥に突き刺さる。
「ジーン…?」
まだ働かない頭で思わず元彼の名前を読んでしまった。
口の中で名前を呟いてから、もう彼はいない事を思い出す。
私はまだ未練が残っているのだろうか。
ロゼの様子をこっそり伺う。
ロゼはブラックスミスの服装に着替えて、監獄に行く準備をしていた。
寝ぼけて元彼の名前を口走った事は聞こえてなかったらしい。
私は安心して、準備をしているロゼを目線で追う。
ロゼは長身の私より更に背が高く、女性によく好かれそうな顔つきをしていた。
程よく鍛え上げられた身体で、重厚な攻撃を繰り出す彼の姿は、中々のものだった。
ただ避ける事と当てる事に特化した私にとって、それは少し羨ましい事だった。
「ジューリア、まだ寝ぼけてるのか?」
ロゼの手が私の目の前で振られる。
私は慌てて起き上がり、着替えはじめた。
「アスムプティオ!!」
「アドレナリンラッシュ!!」
監獄に着くと、お互いに支援を掛け合う。
「ジュリア〜塩くれ塩っ」
「ふん、ロゼにアスペルシオなんて勿体無い。」
「ケチ!シワ増えるぞ!」
「やかましいっ」
そう言いながら、私はロゼに聖属性を付与するアスペルシオをかける。
そして自分の武器にもかけた。
ロゼと一緒に、襲いかかる敵を怒涛のごとくなぎ倒して行くこの狩り方は中々楽しかった。
二人とも囲まれると弱いので、弱そうな敵から倒していったり、
敵の数が余りにも多い時は、ロゼのハンマーフォールで敵をスタンさせて、逃げたりした。
「ジュリアのダメ小さー!」
「やかましい!これでも全力なんだ!」
「普段俺を全力で殴って、気絶させる子は一体どこに…!」
「あれは貴様が悪いんだろーが!人の下着を勝手に洗いおって!」
そう言いながら怒りを込めて、目の前の敵にチェインを叩き込む。
- 46 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/05/05(月) 16:13:09 ID:/iNAIkEQ
- 敵が崩れて落ちる様を見て、ロゼが青ざめるのが分かった。
「…ごめんなさい。」
「わかれば宜しい。」
その瞬間に、ロゼの手が私の下半身に伸び、法衣をめくりあげる。
「今日は白♪」
「コラー!!」
怒って両手を振り回す私を見て、ロゼは楽しそうに私から逃げだした。
貴様は小さい子か。
全く、変に子供っぽい所があるんだから。
「ジュリア…?」
急に名前を呼ばれたので後ろを向くと、そこには一人のWizが立っていた。
「ジーン…」
私は震える声で彼の名をつむぐ。
少し前まで私が一番好きだった人。
「…その、久しぶりだね。ジュリアは元気にしてた?」
「はい…ジーンも元気でした?」
後ろからぶはっという吹き出すような音が聞こえてきた。
チラッと見ると、ロゼが顔を真っ赤にして笑いを堪えているのが見えた。
どーせこの丁寧な口調の事だろうな。
この変貌っぷりに自分でも笑いたくなる。
ジーンはロゼの方を怪訝な顔で見てから、私に視線を戻す。
「単刀直入に言うけどさ。
俺達、またよりを戻さない?」
「はい?」
「ジュリアがいなくなってからさ〜どれだけジュリアが大事だったか、やっと分かったんだよ。
部屋は片付かないわ洗濯は大変だわ。」
私は召し使いかい
「ジュリアがいなくなってからさ〜どれだけジュリアが大事だったか、やっと分かったんだよ。
部屋は片付かないわ洗濯は大変だわ。」
私は召し使いかい。
「夜も一人じゃ寂しいし。
ジュリアも寂しかっただろ?」
ジーンが私の髪を触ろうとしてくる。
私は無意識にそれを避けた。
「ま、返事は今じゃなくていいよ。
ゆっくり考えてね。
それじゃまた。」
彼が去った後、私はしばらく呆然とその場で立ち尽くした。
彼とよりを戻す…
そんな事は考えた事も無かった。
思考が止まったまま、のろのろと後ろを振り返ると、ロゼはまだ笑い転げていた。
「腹…腹痛い…」
知るか。
「ロゼ、笑いすぎだぞ…」
「ジュリア、お前彼氏の前ではあんなに丁寧な言葉使いなのか?」
「そりゃな…付き合ってた人だったし…振られたけど。
彼好みの女になろうとしたんだ。」
「し、しかし腹がよじれる…」
「…。」
チェインを握り直す私を見て、ロゼは慌てて首を横に振った。
「悪い悪い。けど俺は今の喋りのジュリアの方が好きだぜ。
…よし、そろそろ帰るか。」
- 47 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/05/05(月) 16:20:36 ID:31O20co2
- それはどういう意味だ?と聞こうとしたけど、口には出せなかった。
無言で頷き、ワープポータルを出す。
私の心は何だか晴れなかった。
夕暮れ時。
部屋からは美味しそうな匂いが漂ってくる。
「やっぱりロゼの料理は最高だっ」
「どういたしまして。」
料理を一口、噛み締めるたびに至福を味わう。
ロゼの特技が料理だったとはとても意外だった。
そこらの高級レストランに出されてもおかしくないぐらいの腕前だ。
私は料理が出来ないので、とても羨ましかった。
「お嬢様、ブドウ酒などいかがでしょうか?」
「うむ、注いでくれ。」
二人で訳のわからないごっこをする。
とくとく、と柔らかい音を立てながらブドウ酒がグラスに注がれ、
それを口に含み、舌の上で転がしてから飲み込む。
嗚呼、何て至福…
しばらく二人とも黙ってブドウ酒を飲んだ。
グラスが空になる頃に、ロゼが口を開いた。
「なあ、ジュリア。」
「ん?」
「ジュリアは、その…あいつとよりを戻すのか?」
…すっかり忘れていた。
料理が美味しすぎて、頭からすっぽり抜けてしまっていたらしい。
まだ私は決めかねていた。
「ん…」
「ま、より戻すのがいいぜ。まだ好きなんだろ?
俺も厄介払いが出来るしー」
頭を何かで思い切り殴られたような衝撃を受けた。
ロゼはそんな風に思ってたのか。
私を邪魔者だと…
そりゃそうだよな。
突然降って沸いたかのように自分の家に居候されたら、誰だって迷惑だ。
「ジューリア?」
「うあ!?」
気付くと目の前にはロゼのどアップの顔があった。
「な、何だ!?」
「何だ、じゃないだろ。
ボケーっとしてどうしたんだ?」
「…何でもない!寝る!」
「ジュリア?」
「やかましい、私に構うな!」
私はそう言い放つと、席を立ち上がり、寝室に向かった。
背後でロゼが何か言っていたがよく聞き取れなかった。
私は一体何をイライラしているのだろうか。
寝着に着替えるのが面倒くさかったので、法衣のままベッドに潜り込む。
私は…ロゼの事が好きなのだろうか?
馬鹿な、振られたばかりなのに、すぐに他の人を好きになれるものなのか?
私は枕に強く頭を押しつけた。
いつもロゼが吸っている煙草の匂いが微かにする。
二人ともベッドに入っても中々寝付けず、よく夜中まで色々な話をしていたな。
バカな話で盛り上がったっけ。
- 48 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/05/05(月) 16:24:39 ID:wx3zVaFo
- あの時間を失うと思うと悲しくなってきた。
やっぱり私はロゼが好きなのかもしれない。
けどロゼは、私がいる事は迷惑だと思っているらしい。
明日朝早く、ここを出ようと決心した。
ふと目が覚める。
辺りはまだ暗い。
私はいつの間にか眠っていたらしい。
横を見ると、いつもいるロゼがいない。
寝返りを打つと、ベッドの脇にある椅子にロゼが腰かけていた。
机の上にある小さなランタンが、ロゼの顔を映し出している。
ロゼはぼんやりと何かを考えているかのように、煙草を吸っていた。
「ロゼ…?」
「ああ、悪い。起こしちまったみたいだな。」
ロゼはそう言いながら煙草の火を消し、ランタンの灯かりも消した。
部屋の中が薄暗くなる。
私は首を横に振り、ベッドの上に起き上がった。
「まーたハイプリーストの服のまま寝て。
シワになるだろうが。」
ロゼが軽く私の頭を叩く。
「だって面倒くさかったし…」
「女の子でしょ。ったくもー」
やっぱり離れたく無い。
仕方ないとでも言うように、肩をすくめて笑うロゼを見て、私はそう思った。
けど、これ以上迷惑かけるわけにはいかない…
「ロゼ、私は明日ここを出て行こうと思ってるんだ。」
「え?」
私はそい言いながらベッドから立ち上がり、ロゼに背中を向けた。
顔を見られるのが嫌だったからだ。
「これ以上いたら迷惑になるしな…それに……!?」
背中にロゼの体温を感じた。
ロゼの腕が私の腰に巻かれている。
えーと、これは抱きしめられているのか?
一瞬の出来事に、状況が掴めなくなる。
ロゼの腕に力がこもった。
「ロゼ?」
「あの男のとこに戻るのか?」
「ろ、ロゼには関係無いだろ!
長い事世話になったな。」
ロゼの手が私の顔に伸び、後ろを振り向かせる。
何をすると言おうと口を開きかけた瞬間に、ロゼの口におおわれた。
ロゼの舌が私の口の中に入り込み、私の舌を絡みとり、吸い上げる。
「ふ…ぁ…ぅ」
余りにも突然の事に対処しきれない。
何がどうなっているんだ…!
私の頭の中はパニック状態だった。
ロゼの舌は、私の口内をつつき舐めあげ、私から力を奪おうとしていた。
「ロ…ゼ、待っ…あぅ」
必死に抵抗しようとしたけど、身体をしっかり固定されているので、どうする事も出来なかった。
深い口づけで、身体から少しずつ力が抜けていく。
その間にロゼは私の口内を犯していった。
- 49 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/05/05(月) 16:28:18 ID:wx3zVaFo
- 気付くと、二人ともベッドに横になっていた。
やっとロゼが口を離す。
お互い息が荒くなっていた。
「ロゼ、何を…」
「…すまん。ジュリアがアイツの所に戻るって聞いて、頭に血が上ったんだ…
ジュリアはずっと俺と一緒にいると思ってたから。」
えーと、これは…
「ダメだ、アイツと一緒にいるジュリアなんて想像するのも嫌だ…」
これは、私の都合の良いように解釈してもいいのだろうか?
ロゼは枕に顔を押しつけるながら口を開く。
「笑ってさよならしようと決めてたんだが、やっぱ出来ねー…
俺、ジュリアの事が好きなんだ。」
私はその言葉を聞いて思わず吹き出してしまった。
ロゼがガバッと起き上がる。
「こらそこ!こっちは真面目に告白してるのに何故笑う!
すっげー恥ずかしいんだぞ!?」
「わ、悪い…ぶはは!」
顔を真っ赤にして怒るロゼを見て、更に笑いが込み上げてくる。
けどいつの間にか私は泣き出していた。
「じゅ、ジュリア…?」
「悪い…凄く嬉しいんだ…
ロゼも私と同じ事を思っていてくれてて…」
「同じ事?」
「私も、ロゼの事が大好きだ!」
私はそう言いながらロゼに抱きついた。
「うぁ…ん…くっ」
薄暗がりに私の熱のこもった声が響く。
ロゼの手が、裸になっている私の豊かな胸を揉みしだいていた。
「ジュリアって思ってたより胸あるなぁ。」
「何バカな事言っ…ああ!」
ロゼの指先が、私の乳首に触れる。
すでに敏感に立っているその部分をロゼの指先が優しく転がした。
「あぁ…ん…ロゼ…っ」
ロゼが片方を口に含み、片方を指で転がしだした。
「あっ!んんっ…ぅあ…!」
焦れったい快楽に身をよじらせる。
気持ち良さに喘ぎ、すでに愛液が私の太ももを濡らしているのが分かった。
こもった水音が聞こえてくる。
ロゼが私の腰を上に持ち上げた。
下半身を上に向けるような形で腰を固定される。
ロゼの目の前には、私の恥部が広がっていた。
全てさらけだした事に恥ずかしくなり、私は顔を隠す。
「ジュリア、凄い濡れてる。」
「言うなバカモノ…っああん…!」
ロゼの指が私の筋を優しくなぞる。
敏感な場所を擦られるたびに私のアソコがひくつくのが分かった。
「ああん!やぁ…んっ!」
私は熱くなって行く身体に飲み込まれるように、淫らな喘ぎ声をあげる。
「ジュリアって可愛いなぁ。」
「何バカな事言って…ふああぁ!!」
- 50 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/05/05(月) 16:34:37 ID:Xm4bm/Cs
- ロゼの指が私のクリトリスを摘まむ。
敏感なそこは、私が一番感じる場所だった。
「ん…!ダメ…そんなに強く…あああっ!ふぁ!」
ロゼは私の敏感な場所を激しく擦り、転がし弾く。
身体の中心がどんどん熱くなり、快楽の波が押し寄せてくる。
波が押し寄せるたびに頭が真っ白になり、どうにかしてしまいそうだった。
「ジュリアはこうしたら気持ち良い?」
ロゼの指がクリトリスを重点的に攻める。
「ひあ!…気持ちいっああっ…!」
「それともこっち?」
ロゼがもう片方の手で、私のヒダを掻き分け出した。
クチュクチュと濡れた音がする。
ロゼはそこに口づけをした。
「ふああぁ!…んっ…やぁ…!」
指とは違う舌の感触に、思わず鳥肌が立つ。
ロゼは丁寧に私の場所を舐めていく。
「あっああ…!ロゼ…ロゼ!」
私は必死に愛しい人の名前を呼び、シーツにしがみつく。
ぴちゃぴちゃと音を立てて舐められている私に、限界が近付いてきた。
「ロゼ…!イっちゃう…!ああ…!」
ふいにロゼが口を離した。
一瞬の浮遊感を味わう。
不思議に思っていると、ロゼは指を三本、ゆっくりと私の中に沈めた。
「あ…っ!」
下半身に圧迫感を感じる。
「ジュリア、朝起きた時、寝ぼけてアイツの名前読んだじゃん。
俺すっごい嫉妬してたんだからな。」
そう言うとロゼは、指を前後に動かしだした。
「あああ!ふぁ…んん!!あっあっ!ダ…メ…イく!!」
片方の手でクリトリスも一緒にいじられると、とてもじゃないけど耐えられない。
私はあっという間にイってしまった。
ひくひくとアソコが痙攣しているのを見られて恥ずかしい。
「ジュリアってエロかったんだなぁ
まだここから溢れてくる。」
ロゼがとんでも無い事を言い、私の顔がさっと赤くなった。
「や、やかましいっ
ロゼが悪いんだからな!
…あっ」
私のアソコに、ロゼの硬いモノが触れていた。
私がずっと待ち焦がれていたモノ。
「力、抜いて。」
じゅぷりと卑猥な粘着音を立てて、ロゼのモノが私の中に入ってくる。
それはとても熱くて、脈打っていた。
ロゼを身体中に感じて嬉しくなる。
そしてロゼは、私を強く打ち付けた。
「やっ!そんな強くしたら…あっああ!」
ロゼは最初から強く私のアソコを擦った。
「ああ!…ああん!ロゼ!ダメ、壊れっ…あああ!!」
- 51 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/05/05(月) 16:37:24 ID:31O20co2
- 二人の激しくなる吐息がベッドの軋む音と交わる。
接合部分から絶えず愛液が溢れ出す。
ロゼのモノは私の中をかき回し、擦りながら叩きつけ、愛液を外に掻き出した。
掻き出されて愛液は、太ももを伝い、少しずつシーツに染みを広げていった。
もう何も考えられず、快楽とロゼへの愛しさだけが私を支配していた。
「ロゼ…ロゼ…!あっ、ソコはダメ…!ああああぁ!」
「ジュリア…!」
私はロゼにしがみつき、背中に爪を立てた。
ロゼの腰の動きがどんどん早くなり、パンパンとお互いの皮膚が叩き合う音も激しさを増していった。
「ああっ!も…ダメ…!ひぁ!ロゼ…私またイっちゃう…!
んんっ……ああ!」
「俺もだ…くっ…出すぞ…!」
「ロゼ、私の中に…あっ…あああああぁっ!!」
私の中にロゼが解き放たれるのを感じた。
勢いをつけて、私の奥に飛び散る。
その気持ち良さに、私は背中を反りかえした。
「んっ…」
ロゼが崩れるようにベッドに横たわった。
そして私を引き寄せ抱きしめる。
「あー…俺幸せもんかも。」
「何を大げさな…」
「ずっとジュリアを抱きしめたかったんだ。
いやー一緒に寝る毎日は辛かった。」
私は、必死に我慢しているロゼを想像して吹き出す。
「何笑ってんだよ。」
「あははは、悪いっ想像したらおかしくってな。
…ぶはは。」
「ちぇー」
拗ねたようにそっぽを向くロゼに、私は口付けをした。
「これからも宜しくな、相方。」
――――――――――――
エロシーンは難しい&恥ずかしいという事を再確認しましたorz
お粗末様でした。
- 52 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/05/05(月) 16:44:29 ID:LZ2sUTls
- リアルタイムで読めた(・∀・*)
お疲れ!そしてGJ!!
- 53 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/05/06(火) 00:37:54 ID:vNaBxqUw
- 1ヶ月も書き込みが無いのに投下されてて驚いた&GJ!
- 54 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/05/06(火) 19:58:37 ID:dTG0Z2IE
- 君の声4
空がゆっくりと自身の色を青からピンクに変え、
そして辺りを照らす暖かなオレンジ色になる。
陽の光で、全ての物の色がオレンジを重ねた色になり、
複雑な色彩をかもしだす。
少し遠くに見える聖職者の聖域、
大聖堂もその雄大な姿をオレンジ色に光らせていた。
ここはプロンテラの中央通りで、
いたる所に色々な商品を扱っている露店が所狭しと立ち並んであった。
家路に着こうとする鳥達の声を掻き消すように、
威勢良い店主達の声が飛び交い、
道を歩く人混みの流れには終わりが見えない。
皆、鳥のように家路を急いだり、
自分の欲しい物を探しながら露店を冷やかしたりしている。
そんな露店の商品が、夕陽の色を受けて一斉に光を発する。
武器や防具は、その刃や埋め込まれている宝石を輝かせ、
今か今かと持ち主に引き取られる事を夢見ている。
初めて露店街を見た時はその迫力に圧倒された。
高額な品々の山や行き交う人の数。
昔、1日かけても、見て回る事は出来ないと思うぐらいの露店の数に興奮して、
迷子になってしまった事があった。
数分後、人混みの中から、不安そうにしている私を彼女が見つけだしてくれた。
その後1時間ぐらいお説教を聞いたっけ。
昔からこの輝くような時間帯が一番好きで、
いつもならオレンジ色の露店を色々覗いたりするんだけど、
今はそんな気にはなれない。
あちらこちらから聞こえる呼び込みの声や、品定めをする人々の声を聞きながら、
私は怒りに任せて石畳を歩いていた。
「おチビちゃんごめん。
ごめんってばー」
原因は後ろについて歩くこの人。
私の腰布をめくりあげた彼の頬をひっぱたき、
逃げるように露店街に紛れこんだが、何故か追いかけてきた。
隠れるようにして歩いていたけど、すぐに見つけられてしまった。
「おチビちゃん、ごめんー」
おチビちゃんって言うの止めてくれないかなぁ…
私はその声を無視し、自分の身体の小ささを利用して、
人混みの中を素早く歩く。
それでもこんな沢山の人がいる中でも男プリーストは楽々と私に付いてきた。
「しつこい奴だのぅ」
私の腕の中にいるリゼルが後ろを見ながら呟く。
仔山羊と呼ばれた事に根を持ってるらしい。
私はリゼルの言葉に頷きながら、足早に道を歩いた。
「おーチービーちゃーん。」
無視無視。
「そこの薄茶の髪のセージさーん。」
大きな声で言われても無視っ
- 55 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/05/06(火) 20:00:33 ID:DvxSEYzw
- 「そこの後ろ姿が見えそで見えないのが魅力的なセージさーん。」
…。
「推定、上からAの…」
「!!」
私は思わず振り返ってしまった。
急に振り返ったので、すぐ後ろにいた男プリーストと正面からまともにぶつかってよろける。
腕の中にいたリゼルが、私と男プリーストに挟まれて潰れたような変な声を出した。
「おっと。」
倒れかけた私の肩を男プリーストが掴む。
私は男プリーストを睨みつけて、また頬をひっぱたかこうとして腕に力を込めたけど、
その顔を見て動きを止めた。
「よかったー、やっとこっち向いてもらえた。」
安心したような、本当に嬉しそうな笑顔。
それを見て、私の中にあった毒気が抜けてしまった。
男プリーストは、頭に被っていたシルクハットを脱ぎ、頭を下げる。
黒だと思っていた髪色は、陽の光を浴びて茶色に輝いていた。
「さっきは本当にすみませんでした!」
私はその言葉に驚いた。
ここは一番人通りの多い道で、好奇の視線が私達を取り囲んでいる。
私は恥ずかしくなり、どうしたらいいかわからずにうろたえる。
男プリーストが顔をあげ、私を見て先程と同じ笑みを浮かべた。
「嫌われたまま会えなくなったらどうしようかと思ってたよ。
本当にごめんね。」
そう言いながら、男プリーストは前髪を無造作に掻き上げた。
私はその何気無い動作に一瞬目を奪われた。
額の左側に大きな傷。
前髪に隠れてそんなに目立つものではないが、
明るい陽の下だとよく見えた。
まだ少し少年の面影を残す容姿に、
殴りプリーストの割には細身な体型。
何故かわからないが、不思議な印象を受ける人だった。
瞳の色のせいかな。
何色とは言い難い色をしている。
一見金色だが、よく見ると緑と水色が混じってるように見える。
「おチビちゃん〜?」
私はハッと我に返った。
男プリーストが私の目の前で片手をひらひらと振っている。
また私の悪い癖が出てしまっていたようだった。
考え込むと本当に周りが見えなくなる。
見ず知らずの人を遠慮無しに見つめていた事に気付き、
私は恥ずかしさのあまり、この場所から逃げ出したくなっていた。
「まだ怒ってるのかなぁ…うーん。」
下をうつ向いてる私の様子を見て、男プリーストが困ったように小さく呟く。
丁度その時、時を告げる大聖堂の鐘がプロンテラの街中に響いた。
- 56 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/05/06(火) 20:06:28 ID:DvxSEYzw
- 私は驚いて身体をすくめ、男プリーストも驚いたように後ろを振り返り、
大聖堂を見つめた。
1回…2回…3回…
計6回の鐘を鳴らしてから、大聖堂は静まりかえった。
「ああ、そうだおチビちゃん。お腹空いてない?」
あまりにもの突然の問いかけに、最初何の事を言っているのか分からなかった。
やっとその言葉を理解してから、私は空腹な事に気が付く。
「お詫びにおごるからさ、一緒にご飯食べない?」
おごり…
情けない事に、その言葉に心が動いた。
「ハイ、決まりー
ここの近くにさ、美味い飯屋があるんだ。
こっちこっち。」
表情に出たのかどうかわからないが、私の返事を待たずに、
男プリーストは勝手に話を進めて歩き出した。
私は深く考えず、流されるようにして男プリーストの後ろについて歩きだした。
「我が主は、お菓子あげると言われたらついて行くタイプだな…」
腕の中のリゼルがポツリと呟いたが、私は聞こえないふりをした。
店の中に1歩入ると、美味しそうな匂いが漂ってきた。
店内の床は茶色の板張りで、綺麗にワックスがかけられていて、
丸い木のテーブルが同じ間隔で並べられている。
隅には人の大きさと同じぐらいの大きさの、観葉植物の植木が置いてあり、
天井で回る空気清浄器のプロペラの風で葉が揺れていた。
繁盛しているのか、人の入りが凄かった。
色々な職の冒険者や、一般の人達が、
美味しそうな料理を食べながらお酒を飲み交わしている。
そんな賑やかな人達の隙間を縫うように、給仕が忙しそうにすり抜けて行く。
いつも宿屋の小さな食堂で食事を済ます私にとって、物珍しい物ばかりだった。
男プリーストは、慣れたように奥の空いてるテーブルに歩いて行った。
「あれ、ラディ、今から食事ですか?」
1人の男アルケミストが声を掛けて近付いてくる。
銀髪の長髪をポニーテールにまとめていて、
後ろに引いているカートにはパンダのぬいぐるみがちょこんと乗っていて可愛らしい。
傍らにはホムンクルスと呼ばれる小さな羊が佇んでいた。
羊は、モグモグと口を動かしていて、
ずっと見てると触りたくなってくる。
きっと口元は凄く柔らかいんだろうなぁ
リゼルが私の腕から飛び降りて、その羊と鼻をくっつけあった。
挨拶をしているようなその可愛い様子に、
心を奪われている間にも2人の会話は進む。
「そーそー、デートなの。アリフェスタも今から?」
- 57 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/05/06(火) 20:08:14 ID:WtfXz4Vc
- 「いえ、私はもう終わってこれから帰る所ですよ。
…ラディ、たまにはギルド狩りに参加して下さいね。
マスターが珍しくぼやいてましたよ。」
「あはは、まー気が向いたらね。」
プリーストの様子にアルケミストはしょうがないとでも言うように、肩をすくめた。
「3週間後に天津でお祭りがあるので、その時にギルドイベントするらしいですよ。
だからその日は絶対さぼらないようにっ。」
「はーい。」
天津のお祭り。
桜が舞い散る下で、
色々なゲームや屋台などの催しが1年に1回この春先の時期にだけ開催される。
私はまだ1回も行った事が無いけど、今年はリゼルと一緒に行ってみよう、
と思っていた祭りだった。
「それじゃ私はこれで。」
「またなー」
男プリーストはアルケミストに軽く手を振り、そのまま席につく。
アリフェスタと呼ばれたアルケミストは、
私と目線が合うと悪戯っぽく笑い、
「襲われないように気をつけて下さいね。」
と、とんでもない事を言いながら店を出ていった。
私も男プリーストの目の前の席に腰をかる。
リゼルが私の膝の上に飛び乗ってきて、そこに座った。
「あっと、ごめん、自己紹介忘れてた。
俺の名前はラディ。
さっきのアルケミストは、同じギルドメンバーのアリフェスタ。
良い奴なんだけど、時々口うるさくってさー」
水を置きに来た給仕に料理を注文してから、ラディが切り出した。
私から見たらとても仲良さそうだったけどなぁ。
「おチビちゃんの名前は?」
そう聞かれて、私はラディに手を出して欲しいという仕草をした。
「何?」
ラディが、手袋を脱いだ手を差し伸べる。
ラディの手の平は冒険者の手らしく力強かった。
短剣を軽く握る私とは大違い。
ゆっくりとわかりやすいように、ラディの手の平に指で文字を綴る。
「ユ ア…ユアちゃんね。
それで、そっちの仔山羊は?」
「…貴様、さっきから仔山羊仔山羊と…私を馬鹿にしてるのか!
私は仔山羊では無い!!
私にはリゼルという立派な名前があるのだ!!」
リゼルがラディの言葉に怒り、小さな両手で机を叩いた。
小さくてもリゼルはバフォメットの仔。
怒ると中々迫力があるのだが、ラディは平気なようだった。
「えー、どう見ても仔山羊だけどなー」
「きっさまぁー!」
- 58 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/05/06(火) 20:12:06 ID:E1mFzgPg
- ラディに飛びかかろうとして暴れるリゼルを無理矢理押さえつけてる間に、
暖かそうな料理が運ばれてきた。
久しぶりに誰かと食べる食事は楽しかった。
ラディは自分のギルドの話などをし、私は話の合間に相づちを打つ。
リゼルは、私が持ってきた小さな瓶をしっかりと抱きしめ、
中に入っている蜂蜜を黙々と食べていた。
ラディはそんなリゼルを見て楽しそうにからかう。
それに怒って言い返すリゼルを見ながら、
いつの間に2人は仲良くなったんだろう、と思いながら
食事の最後の一口を噛み締めた。
店の外に出た時はすでに辺りは暗くなっていた。
それでもプロンテラの商店街は賑やかなようで、
少し離れた場所にあるこの店の前まで人々の声が聞こえてきていた。
満腹の幸福感の余韻に浸りながら、ラディと一緒に道を歩く。
ラディは宿まで送ると言ってくれたけど、
おごってもらったばかりか、
そこまでしてもらう訳にはいかなかったので、丁寧に断った。
「それじゃ俺はこっちだから。」
曲がり角で足を止め、お礼を言い別れようとした時に、少しの寂しさを感じる。
こんなに他人と一緒に過ごしたのは本当に久しぶりだった。
他愛の無いお喋りをしながら、誰かと食事をする。
こんな簡単な事が素直に嬉しい。
私が喋れないとわかると、皆困った顔をするのに、ラディはそんな事は無かった。
まるでこっちが言いたい事が分かるかのように話をする。
話の中で不思議に思った事や、聞いた事の無い単語が出ると、
私が質問する前に説明をしてくれた。
もしかして、私の顔に出ていたのかなぁ
「おチビちゃん。あのさ。」
歩き出したラディが立ち止まってこちらを振り返る。
私はラディの声に顔を上げた。
「あー…その。」
「?」
「明日さ、よかったら一緒に狩りに行かない?」
思いがけない誘いで驚いた。
このまま別れてしまうのは何となく残念だなと思ってた所なのに…
やっぱり、顔に出ているのかもしれない。
私はゆっくり頷いた。
ラディが笑いながら私の頭の上に手を置き、髪をくしゃくしゃにする。
「じゃあまた明日ね。」
「主よ、明日本当にあのプリーストと狩りに行くのか?」
その晩、リゼルと一緒にお風呂に入り、1日の疲れを取っている時に、
全身泡まみれのリゼルが私を見上げながら明日の事を聞いてきた。
私はリゼルの身体に石鹸を擦りつけ泡だてる。
「うわ、もう泡はいらん!」
- 59 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/05/06(火) 20:40:24 ID:jcH.SoYg
- リゼルが身震いをして辺りに泡を飛ばす。
私も泡まみれになりながら頷き、シャワーの口をひねった。
「ふむ…主にしては珍しいな。
いつもなら見知らぬ人について行か無いし、
狩りの誘いに乗るなどと…」
お湯の温度を確認してから、リゼルの身体の泡を流す。
私は黙ったままその言葉を聞いていた。
自分でも不思議だった。
見知らぬ人の誘いにのるなんて。
最初は嫌な人だと思ったけど、振る舞いや話を聞いて、とても良い人だと判断したからかもしれない
…大分変わった人だけど。
「ま、今まで引っ込んでた主には良い機会だ。
自分の世界を広げてくるがよい。
しかし…こんなぺったんこなセージの何がよかっ…ぶわー!」
リゼルが最後まで言葉を言い切らないうちに、
私はリゼルに思いきりシャワーの湯をかけた。
――――――――――――
書くのすっかり忘れていました。
前のBSとハイプリの話は中の人間一緒です。
書く気力が低下してて、こりゃいかんって事で書いた話でした。
感想書いて下さった>>52>>53のお二方ありがとうございました。
やっぱり話書くのって難しいなと試行錯誤しつつ、
もう少しこの話にお付き合い下さい。
- 60 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/05/09(金) 22:45:15 ID:iqE9wqMg
- 今後の展開に期待
- 61 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/05/12(月) 19:22:43 ID:uYqRfKew
- 活性化期待!!
- 62 名前:武器販売 0/4 投稿日:2008/06/02(月) 22:16:03 ID:68RukPX6
- 一生読む専だと思ってた私ですが、先日製造支援をしていた時に思い浮かんだ妄想を
生まれて初めて文章に書き起こしてみました。
拙いSSですが、楽しんでいただければ幸いです。
内容は『羞恥プレイ』な感じです。
- 63 名前:武器販売 1/4 投稿日:2008/06/02(月) 22:17:42 ID:68RukPX6
- グロリアッ!! ──カンカンッ
「OK、今日のノルマ分できたよ。支援ありがとな。」
─いいえ、貴方の為ならこのくらい苦ではないの…─
そんな気持ちを呑みこんだまま、フルフルと頭を左右に振り
露店を出しに移動する彼と自分に速度増加をかける。
彼が露店を出す場所は普通の商人さん達と違い、あまり人通りのないフィールド。
「それじゃ、今日もまたお願いできるかな?」
─あぁまたこのお願いを…されるとわかっててついて来たの、でも─
「…はい。」
コクコクと顔を赤くして頷いてしまう。
「じゃ、用意しようか」
彼が取り出した物は、マーターの首輪・手錠・ロープ・目隠し
一つ一つ並べて、いつも通りに私に装備していく。
「これは服従の証に…」
チュッと口づけをし、私の首筋にマーターの首輪を。
「ここに来て、左手を上げて。そういい子だ…痛い時は言ってくれ」
私の手が届くくらいの枝に左手をロープで縛って。
「左脚上げて…そう…右手はこっちな」
左足首と右手首を背中側で、手錠をかけられ。
「目隠しもしたほうがいいだろ?」
彼を見ていたいけれど、この後のことを思うと見えないほうがいい…
「…っく」
わかっていてもまだこの体勢は慣れず思わずうめいてしまう…
「あぁ、声出ちゃうかー…これ咥えておいて」
唇にあてられた物を咥える…茎みたい、花びらかしら。
彼が背中へ廻る気配がしたと同時に、ファスナーが下ろされ
両肩が見えるくらいにはだけさせられる。
「ふふん、相変わらず色っぽいね」
そう言いながらピンッと乳首をはじかれ、ビクッとのけぞっちゃう。
- 64 名前:武器販売 2/4 投稿日:2008/06/02(月) 22:21:00 ID:68RukPX6
- 「そろそろいいかな?」
彼がスリットから手を差し入れ、秘所に指を這わせクチュクチュと音をたてる。
「言いつけ通り下着つけないのは慣れた?」
耳まで赤くなるのを感じながら左右に頭を振るけれど、きっと彼は気にもしないだろう。
彼の指に感じながら腰をくねらせていると
「仕上げはこれね」
─私を狂わせるアレが…
水分に反応して振動するクリスタルブルーと熱に反応して振動するレッドブラッドが─
「今日は何個ずつ挿れようか」
前のいやらしく愛液を滴らせた穴に1つ、2つ、3つ…
後ろのモノ欲しげにヒクつく穴に1つ、2つ…
挿れられる度にビクンビクンと身体が反応し、思わず声を上げそうになるけれど
花びらを落とすわけにいかないので、吐息が洩れるだけ…
そしてすぐに愛液に反応したクリスタルブルーが振動し始める。しかも3つ。
いやらしい身体はあっという間に火照り、熱に反応したレッドブラッドも動き始める。
─体勢が苦しい、でも感じちゃう…こうなるとわかっててなぜ彼がいいの…─
色んなことを考えるけれど、それはすぐに快感によって消えてしまう。
すぐ横で彼が露店の準備をする音がする。
私達に気がついたらしい人々の気配が徐々に近づいてくる。
─こんな格好見られるなんて恥ずかしい…でも彼の為だもの─
私の身体を見つめる視線を感じ、愛液が溢れ太ももを伝わっていく。
そして振動が一段と強くなり、また快感に身をゆだねる…
彼の露店に並べられるのは先ほど作った属性武器6個。
それと、私の中に挿入されてるのと同じ属性石2種。
システムがわかってる人だけが買っていく武器。
今日で4度目の販売、口コミで人が増えてるらしく
買えない人も出てきてる…とかなんとか…
私には見えないけれど、確かに人の気配は増えてるみたい。
- 65 名前:武器販売 3/4 投稿日:2008/06/02(月) 22:23:43 ID:68RukPX6
- 彼が動いた気配。
─売り切れたんだ、よかった…いや…よくないのかな─
「では本日お買い上げいただいた方、こちらにどうぞ!」
彼の声に続いて、‘おー’とか‘いいなー’の声が上がる。
「初めて買われた方からにしますので、申し出てください。品物も一応確認するので」
「あぁはい、確かにー。では初めてですので、胸を10分好きなように揉んでくださいな」
─始まっちゃう…あぁやっぱりやめておけばよかった…でも─
背中に人の気配がした途端、はだけた法衣の中に手を入れられ両胸をギュッと強く掴まれる。
そのまま10本の指をグニュグニュと動かし、時折乳首を親指と人差し指でキュウッと摘み上げ
潰すようにコリコリと擦られる。
声を上げれない私は、ビクビクと身体を揺らし吐息を洩らし続ける。
その後も4人の初お買い上げの方に胸を揉まれ続け、計50分間私は声の出せないまま喘ぎ
秘所はもうぐっしょりと濡れ、右脚の太ももには幾筋もの愛液が流れている。
─ああぁもうイキたい…イかせて…おかしくなっちゃうのぉ…─
周りを取り囲まれ見つめられていることも忘れて、涎を垂らし腰を振る私を気にすることなく彼が
「最後の方は…お、前々回と今回で水ダマと風ダマをお買い上げいただいたのですね」
「では、10分間揉むなりしゃぶるなりご自由にどうぞっ!!」
そう言うなり法衣の前襟を掴みグッと下げ、両胸がさらけ出される。
一段と大きなざわめきが起き、我に返った私は恥ずかしさで全身が火照るのを感じたけれど
どうすることもできず、クネクネと身体をくねらせるだけ。
- 66 名前:武器販売 4/4 投稿日:2008/06/02(月) 22:28:02 ID:68RukPX6
- カチカチに硬くなっている乳首に、フッと息遣いを感じた瞬間
両乳房を持ち上げられ、じゅるじゅると音をたて乳首を吸われる。
─もうダメっもう…もうダメっっイクッあああぁぁ…─
ガチャガチャと手錠を鳴らしガクガクと身体を痙攣させる私に
“いやらしいなぁ、胸吸われてイっちゃったんだ?10分間可愛がってあげるよ”
彼に聞こえないように囁くお客様。
“こんな風にされるの大好きなんだねー、ほらいくらでも感じて、いやらしい姿見せてよ”
私の羞恥心を煽るように囁き続けられ、頭の中が真っ白になっていく私。
激しく強く揉まれたかと思うとやさしく舌先でチロチロと刺激されたりして、そろそろ10分が経つ頃
“この次、3本目買う時どんなことさせてもらえるか楽しみにしてるよ。その時まで俺の痕が残ってるといいな”
左乳房に爪を立て、右乳房を強く吸い上げられた。
─痕?キスマークつけられちゃったのかな…彼、これに気がついたら少しは妬いてくれるかな─
「では本日はこれで終了です、また次回の販売の際にはよろしくお願いします」
そう言って人目から隠すように、彼は私に自分のマントをかけてくれる。
周りから人の気配がなくなってから、私の手錠とロープをはずし
彼の胸に倒れこむ私をやさしく受け止め、抱きしめて
「お疲れ様、ありがとう。身体大丈夫?この辺痛そうだね…」
目隠しと花びらもはずして、手首に残った傷をそっと撫でながらキスをしてくれた。
─その言葉で、そのキスで痛みが薄れていくの…─
マントの下の法衣を整えて、彼がファスナーをあげる。
私の中で振動続ける快感に、時折身体を震わせる私を支えて立たせてから
「じゃぁ、僕らの場所に帰ろうか。中のモノは今日の感想を話してから出そうね」
「…はい。」 ワープポータルッ!!
─やっぱり右胸にキスマークが…最後のお客様のこと、どう話そうかな─
- 67 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/06/02(月) 22:56:50 ID:QHwGxxyo
- こういうプレイ大好きです。
- 68 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/06/03(火) 04:07:06 ID:mLv1LdQM
- >>62
楽しかったです、素晴らしい!
- 69 名前:副業(1/5) 投稿日:2008/07/13(日) 17:27:49 ID:X6c2jTO6
- ――はい、分配は以上ですね。お疲れ様でした。
支援さんいなくても、以外と狩りになるものですね。ロナさんがプロボしてくれたおかげで、矢がよく通りました。あ、私の罠も
お役に立ててました? ありがとうございます。
ソロじゃない狩りは久しぶりでしたか。うーん、狩り場によっては行けるタイプも限られますしね。私は、仕事柄たまに組んで
くれる人もいるんですけど。え、ハンターだから? いえ、ちょっと違うんです。その、冒険者のハンターとしてじゃなくてですね。
……えっと、できれば軽蔑しないで聞いてほしいんですけど、私、歓楽街でも働いてるんです。ええ、「そういう」お店で。
こういう話、大丈夫ですか? え、聞きたい? そうですか、じゃ、色々お話しちゃいます、ふふっ。
- 70 名前:副業(2/5) 投稿日:2008/07/13(日) 17:28:51 ID:X6c2jTO6
- そのお店は私みたいに冒険者を、副業として雇っているんです。お客様も、冒険者。
当然、お相手するときはこのハンターの装束で、です。あ、でも狩りにいく時と同じものじゃなくて、同じデザインだけど
ところどころ「接客用」になってるんですよ。
たとえば、まずこの上着ですね。今みたいな狩り用のものは、丈夫な生地で出来てます。あまり肌触りは良くないから、下にブラや
裾の無いシャツを着けるんですけど、お店用のは直接着けるから綿とか柔らかな生地で仕立てられてるんです。それと、前の合わせ目
ですね。普通は上からジッパーを下ろして開けるようになってます。で、お店用のはファスナーが2つ付いてて、ほら、よくある
バッグみたいな。あんな風になってて、上からも下からも開けられるようになってます。なんでそうなっているかは、ですね……。
- 71 名前:副業(3/5) 投稿日:2008/07/13(日) 17:29:24 ID:X6c2jTO6
- まずは、お客様にご挨拶。その後、さっそくアレの方にも「ご挨拶」をします。お客様の前に跪いて、ズボンの前を開いて
アレを取り出します。大抵のかたは最初から硬くしてくださってますから、ちゅっ、ちゅっ、とキスを降らせたり。あとはサオの
部分を手指でさすりながら舌先を裏筋やカリ首、鈴口に這わせて刺激します。
お客様が興奮してきたのを見計らって、口のなかに唾をためてからアレを含みます。頬をすぼめて吸い付き、口の中でも
ねっとりと舌を這わせつつ、アレ全体に唾をしっかり、たっぷりとまぶします。先走りが出ているようなら、それも舌で全体に。
お客様を高めつつ、アレが十分ぬるぬるになったら、上着の工夫の出番です。胸の上下のベルトは締めたままで、ジッパーを
下から少しだけ開きます。で、そこから胸の間にヌルヌルになったアレを入れていただくんです。ジッパーはほとんど閉まって
いる上に、お店用の上着は胸のサイズをきつめに仕立てていますから、服の中にみっしり押し込まれた胸でアレを挟み込めるんです。
きつい上にブラも着けていませんから、谷間は熱をもって汗ばんでいます。そんな中でもお客様のアレは熱くて、入れた瞬間は
ぴくぴくと震えて悦んでくれるんですよ。
挟んだあとは、お客様によって少し違ってきます。私の方からお客様の腰にすがりついて上下に動いたり、お客様のほうが
私の胸を服の上から揉みしだき、寄せながら谷間でアレ……おちんちんを暴れさせたり。
そうして存分に楽しんで頂いた末に、お客様にはそのまま谷間に「中出し」して頂くんです。服の中でびくびく暴れながら、
谷間に熱いものを放出するのを、私はゆるゆると動きながら放出が収まるまで受け入れます。
ひと通り収まったら、まずは服から抜いたおちんちんをお口で綺麗にさせて頂きます。そうしたら、座り込んで上目遣い気味に
お客様を見上げながらジッパーを全部開けて、一気に前を両手で開けておっぱいを解放するんです。えっと、私結構おっぱい大きくて、
あ、自慢するわけじゃ無いんですよ? 弓手としては微妙なわけですし。それはそれとしてですね、きつめにしてある上着から
そんなサイズのおっぱいを解放するわけですから、結構な勢いでこぼれ出す訳なんです。ぽよん、っていうかぶるん、っていう感じで。
上下のベルトもサイズを強調するのに一役買ってくれます。
そんなおっぱいにお客様は目を奪われて下さるんですけど、その谷間には先ほどたっぷり出して頂いた精液が付いてるんですよね。
で、私は自分のおっぱいをすくい上げる様に持って、精液をにゅるにゅる伸ばす様に、塗りたくる様にするんです。それをお客様に
見せつけた上で、乳首にまで塗り伸ばしたそれを舌先でちろちろとこそぎ取ったり、口に乳首を含んで、ちゅう、と精液を吸い取ったり。
このころには、綺麗にしたおちんちんはすっかり元気を取り戻しています。
こんな風にして、一度出したあともお客様を萎えさせさせてしまわない様にするんです。
- 72 名前:副業(4/5) 投稿日:2008/07/13(日) 17:30:42 ID:X6c2jTO6
- お客様に元気になって頂いたら、いわゆる本番に移ります。私、というかハンターを指名して下さるお客様って、スパッツを
着けたままでしたいという方が大半なんですよ。だから、お店用のスパッツも狩り用の丈夫なものとは違って、生地が薄いものに
なってます。ぴっちりと、下に何も着けていないお尻のラインなんかも出るように……そして、破りやすいように。
スパッツの下の、私のアソコまでつまんでしまわないように、慎重に布地だけつまんだら、ゆっくり楽しむようにぴりぴりと
スパッツを破かれます。破れ目さえ入ってしまえばスパッツは伸縮性がありますから、あとはお客様が広げなくても私のアソコは
丸見えです。服は全部身につけているのに、おっぱいもアソコもさらけ出した私。お客様はじっくり視姦したあと、指や舌で
アソコを可愛がって下さいます。ベッドに横たわっていっぱいに脚を開き、指だけでアソコをいじられながら自分のおっぱいを
揉みしだき、乳首を吸う姿を見て頂いたり、舌でして下さるお客様の頬を太股できゅっと挟みながら、頭をアソコに押しつけてみたり。
恥ずかしさもありますけど、お客様の興奮が伝わってくることもあって、私のアソコはすぐトロトロになってしまいます。
そして、いよいよ挿入です。挿れて下さるときの体位もお客様によって様々です。正常位でしながら、動きに合わせて揺れる
おっぱいの様子を楽しむ人。後ろからおっぱいを揉みしだきながら突き込んでくる人。私の方も自分から腰を動かしたり、アソコを
締めてみたりとお客様に合わせる様にします。腰をがっちり掴んで夢中で突いてくるお客様もいて、そういう時は何もせず、
感じるままに受け入れます。
いろいろなお客様がいますけど、皆に共通するのは、いっぱい興奮して、夢中になってして下さること。スパッツの裂け目から
突き込まれて、私のおまんこの中で暴れる硬くて熱いお客様のおちんちん。ときおりびくんと震えたり、動きのピッチが変わったりで、
お客様が気持ちよくなって下さっているのが伝わってきて、私もとっても気持ちよくて。やがてお互いに限界がきて、お客様も絶頂に。
痙攣するおまんこの中でがびくん、びくんと震えるおちんちん。二度目なのに、おっぱいの時よりも沢山の精液を注いで下さいます。
溢れそうな位の精液を子宮で飲み込みながらちらっとお客様の顔を見ると、少し気が抜けたような、でもとても幸せそうな表情で。
そんなとき、私は自分のえっちなカラダやハンターの装束とかに、ちょっとだけ感謝しちゃったりします。マヌケっぽいからあまり
このときの顔を見られたくないって、以前お客様の一人に聞いた事がありますけど、私は何だか嬉しくなるから好きなんですけどね。
- 73 名前:副業(5/5) 投稿日:2008/07/13(日) 17:31:28 ID:X6c2jTO6
- ……はふ。
……あ、ごめんなさい。何だか夢中になって一杯喋っちゃって。うわー、なんか途中からすごいストレートな言葉使っちゃってた
気がする。引いちゃいました? え、大丈夫? ロナさんのお顔、真っ赤ですよ。って、私もそうですよね。あはは。
あと、ちょっとお耳を。
私の働いてるお店って、会員制というか、店のほうもお客様を選ぶんですよ。大抵のお客様は、私たちみたいにソロが多くて、
でも人肌のぬくもりが欲しくて、っていう方ばかり。合意の上でない限り乱暴なコトはしない、歓楽街で働いているのを
言い振らしたりしない事を徹底して守るのを条件にしてお店に入って頂いてるんです。お客様に狩りのお誘いを頂いてご一緒する
事もありますけど、狩り場は狩り場、お店はお店で心は切り替えますし。もちろん、狩りが終わってからお店に同伴、なんて事は
ありですね。
何でこんな事まで話すのか、ですか? 何となく、ですよ。何となく♪
とりあえず、私のお話はこんなところです。改めて、お疲れ様でした。
さって、日も傾いてきたし、お店に行こうかな。お店のお風呂入って、ごはん食べてお店用の服に着替えたらちょうど良い時間に
なるし。ハエとか勿体ないし、ゆっくり歩いてこっと。
それじゃロナさん、またご一緒する事があったら、よろしくお願いしますね♪
- 74 名前:副業(6/5) 投稿日:2008/07/13(日) 17:34:02 ID:X6c2jTO6
- 1本書きあがりましたので、保守がてら投下させて頂きました。
楽しんで頂けたら幸いです。
それでは。
- 75 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/07/13(日) 20:48:47 ID:rPKYAgyU
- こういう語りタイプの文章はなんかこう通常とは違う独特のエロさがあって好きだ。GJ!
- 76 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/07/14(月) 14:46:20 ID:5EwO/n62
- これは新鮮でいいなぁ。
自分の経験談を語るタイプは実はかなりツボだったりする。
女性視点の男性経験談とかは実にエロくていいですな。グッジョブです、
- 77 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/07/16(水) 16:25:03 ID:moctZwfM
- 自分の好きなタイプの声を脳内再生させながら読むと更にエロいことに
- 78 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/07/16(水) 17:25:16 ID:uUj1W7Lg
- あれ?なんか>>77に俺がいるなww
- 79 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/07/31(木) 00:01:43 ID:9jlg0Cx6
- HDを整理していたら大昔の小説が出てきたので出してみました。
ちょっと長くて書き込みできないのであぷろだに。
えろだ
ttp//archer.s1.x-beat.com/cgi-bin/iconxb/20080731000022.lzh
小心者なので優しくしてください……。
- 80 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/07/31(木) 00:38:13 ID:/swP82II
- >>79
うp乙です!
自分もSS書いた事あるので分かるんですが
話を起承転結にまとめて、なおかつ書きたい事を書くのは
案外と難しかった・・・。
その点>>79さんはキャラもきちんと立ってたし
話の流れや設定も違和感はなかったので、良かったと思います。
ていうか懐かしいなぁ・・・またROしたくなってきますた。
- 81 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/08/01(金) 06:34:32 ID:qVIXG7Fw
- >>79
3まであったけど続きあったりするんですか?
執筆予定とか
あるのでしたら続きも見てみたいですねー
- 82 名前:79 投稿日:2008/08/01(金) 23:05:21 ID:Wtmlr/Wo
- 仕事で忙しくて来れなかったら読んでくださった方が!
うはめっさ嬉しいです!
ありがとうございます!
>>80
ありがとうございます。
ありがとうございます!
書いてくる意欲が湧いてきます!
頑張っていきますのでどうぞよろしく!
>>81
続きは……ありません……。
すみませんすみません。
でも、執筆予定はあります!
また、何か書いたらUPしたいと思いますので、
そのときはどうぞよろしくです!
また今日から頑張ろう。うん。
- 83 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/08/02(土) 22:36:55 ID:K9/1bAWY
- ページがないんだが…
- 84 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/08/02(土) 23:38:30 ID:KvBrX7Vo
- >>83
普通にあるぞ。
ttp//arch…からコピペではなく、archer.s1…から貼り付けてみ?
- 85 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/08/03(日) 00:20:59 ID:xrcawbOE
- コロンが抜けてるんだなw
- 86 名前:お別れの日に歌ううた 投稿日:2008/08/16(土) 01:20:26 ID:EilhgGL6
- 「さよならだ、リオ」
クルセイダーの男…私の相方だった男が私に背を向ける。私は左手で追いすがる。
それでもその男は手を振り払った。
左手にはめられていた指輪が外れて落ちて、壊れた。
噂を聞いて興味を持った訳でもない。聞いたには聞いたけれど、どうだっていいと思っただけだった。
誰もいない寂れた教会跡。聞こえる甘い喘ぎ。それと、薬の匂い。
──美しい高司祭が夜な夜な寂れた教会跡で、相手を求めてよがっている──
そんな噂。聞いた時には信じられなかったが、まさか本当だったとは。
噂に違わず端正な顔の女。長く白い髪が月光で光る。焦点の合わない目でこちらを見て、縋るように左手を伸ばしてくる。
女の足元には薬の入っていただろう瓶──すでに空。
「薬によがってまで乱れたいのか、ハイプリ様?」
伸ばされた手を掴んで引っ張り上げる。抵抗すらしない。
この女が飲んだ薬は大体察しがついた。クリエイターという職業柄これとよく似た薬を扱うから判る。バーサークポーションにアルコールを混ぜて、陶酔効果も加えた物。
女が俺を見上げる。何も言わずに、とろんとした金の目で。
服を僅かに引っ張られた、そして女は唇を動かす、「こわしてほしい」と。
望むならそうしてやる、女を地面に押し倒す。乱暴に服の上から胸を掴む。女の躯が跳ねる。
「あ…あぅ…。」
「もう声を上げてるのか、淫乱…!」
手を離す。恨めしげにじっと見上げられる。
「そんなに欲しいのか?」
こくりと頷くその女の仕草に、壊れかけの美しさを見る。それを完膚無きまでに壊したいと思う俺も酔狂か。
- 87 名前:お別れの日に歌ううた 投稿日:2008/08/16(土) 01:48:30 ID:mHe/LFPo
- 服を脱がそうと腰のリボンに手を掛けて、気が変わった。バゼラルドを取り出して服を切り裂く。
露わになった胸を見ると、左胸に逆十字の傷があった。それを舌でなぞる。びくりと、女が震える。
「怖いのか」
女は首を振る。
「では何故」
「思い…出したくない…ああっ!」
傷から滲む血を舐める。女がびくびくと躯を震わせてしがみつく。涙さえ零れて。
彼女の血は自作の薬を自らで試している俺の血より酷い。舐めただけでクラクラする。薬─しかも強力なのを複数。
彼女の血に当てられて倒れ込む。この女、本当にハイプリーストか?むしろアサシンのような血の味だ。
疑問もそこそこに目の前の女の胸の先を舌で転がしつつ秘所の中を指で掻き回す。女が俺を、焦点の合わない金の目で見つめる。その顔がとても淫靡だ。
「ふぁ…あぁ…」
女の足が震える。もう腰を振っているのには苦笑するしかない。
「そうまでして、欲しいのか」
「あ……」
女が再びこちらを見た。でも焦点なんて合っちゃいない。ただ荒い息をして、俺を見つめる、(壊してくれるのを待っている)。
気付けば一物を取り出し、力任せに彼女の胎内に押し進んでいた。
「う、ぁう、ああぁぁ!」
急な挿入に軋んで締め付けてくる。流石に処女ではないようだが、その締め付けはあまりにもきつい。
息を吐いて、顔を近付けてさらに押し込む。
「壊して、と望んだのはお前だ。壊してやる」
強引なまでに突き上げると、その度に矯声が寂れた教会跡に響く。
女が俺の体の下で躯を揺する。気を抜けばこちらが達しそうな程に、締め付けと緩みが繰り返す。
多分、彼女は俺を見ても聞いてもいないのだろう。恥じらう姿も無く、ただ甘い声を上げてひたすらよがる、薬漬けの血を持つ金の目の高司祭。
「この淫乱女」
「あああぁっ」
そうして果てた、俺も女も。
- 88 名前:お別れの日に歌ううた 投稿日:2008/08/16(土) 02:16:05 ID:lC/lNlNI
- また、私は。
自分のしてしまった行為に半ば後悔し、薬の微睡みから目覚めると教会跡の固い床ではなく、柔らかなベッドの上にいた。
胸の傷が痛い。血が滲んでいるんだろうなぁ、と思って触れたら包帯が巻いてあった。
「起きたか」
つかつかとこちらにやってくる男──私を抱いた。血を吸うから魔物かとぼんやり思っていたけど、クリエイターだったとは。
「ここは」
「俺の家だ」
「どうして壊してくれなかったの。ここで壊してくれるの」
「嫌だね」
「どうして、」
男がたくさんの小瓶を取り出す。私の薬…。
「媚薬に避妊薬に体力増強剤に痛み止め、って所か?どれも非合法の劇薬だ」
「捕まえるの」
「いや。何故こんなにも服用した?」
「壊れたかったから」
「相方に振られたからか?」
「!!」
目の前のクリエイターをきっと睨むが、彼は意に介さず続ける。
「顔、というか金の瞳を見て気付いた。あんた、臨公で俺と組んだことあるだろ」
記憶を探る。確か、かなり前に一度だけ。
「臨公広場じゃ結構有名だった。群青色の髪のハイプリースト、リオ=ストイケイア。相方に一途で、でも臨時でひたすらに至高の支援を目指して、いつからか退魔師になったよな」
「私が悪いの。置いて行かれても仕方なかった。それでも、喪失が大きすぎて。全部忘れて至高の支援を再び目指そうとして、突っ走って、体にガタが来たの」
「それで、自棄になって薬漬けか?」
「違う。それでもだましだまし体を保たせるため。でももう限界だったみたい。あの時付けた傷が、未だに私を蝕む」
「ヒールは?」
「効かない。戒律に反して付けた傷だもの」
笑う。きっと壊れた笑みなんだろうね。
「死ぬつもりなのか」
「もうすぐそうなる、けどそれまで好きにやらせてもらうわ」
ベッドから出ようとすると、ベッドに押し倒される。
「ふざけるな、何が壊してだ。勝手に死ぬのか?」
「でも、私は。(長くは生きられない)」
「あの薬。複合反応起こして、お前を蝕んでる。解毒剤飲んで、二度とあの薬を飲まなければ生きられる」
顔を上げて、見つめる。まさか私が生きられるなんて。
「あと」
「まだ何かあるの」
「髪、前の色のほうがいい。」
「─っ!」
背を向けて、遠ざかっていく彼にぽつりと尋ねる。
「私の血、どんな味だったの」
「苦かった。毒の味がした。アサシンかと思うくらいに」
うつむく。ああ、私は。
「でも、生きていたよ」
その言葉に、一粒、涙が落ちた。
- 89 名前:お別れの日に歌ううた(あとがき) 投稿日:2008/08/16(土) 02:22:57 ID:Q8canWI.
- 携帯から初めてエロ小説を書いてみたのですが、どうでしょうか。エロ薄いわ吸血するわ暗いわで趣味に走りすぎたようなorz
ちなみにクリエさんは純然たる人間です。ええ。魔物とかじゃないです。
拙い作品ですが、感想もらえたら続きを書こうかな、と思います。ではこれにて。
- 90 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/08/16(土) 05:38:10 ID:K28jVSlI
- 死にENDじゃなくて良かったと安心。
こういうふられた経験から荒んだ生活をしてて
そこから新しい出会いを通じて話が展開していくっていうのは
好みです。
できれば続きを書いて欲しいですねー。
- 91 名前:白猫の脱走劇(1/2) 投稿日:2008/08/18(月) 00:19:41 ID:jyBSOj6s
- いつも夢現なのだ、あの薬を使うと、最中のことをぼんやりとしか思い出せなくなる。
でもそれが嬉しかった。壊れかけの自分とまだ壊れていない自分との均衡が保てるから。
でも、どうしてこんなことになったのだろう。私はベッドの上から夕暮れを茫洋と見つめて…窓から外に飛び出した。
時は数時間前に遡る。
あのクリエイターにこっぴどく叱られて、解毒剤をいくつか放り投げられて、持っていた薬は全て取り上げられて、挙げ句の果てには安静を命じられて。
曰わく、「劇物には劇物で解毒するしかない。何が起こるか俺にも判らない。だから安静にしていろ」と。
理屈はわかるけど、何もしないというのは今まで突っ走ってきた私には辛い。常に走っていなければ駄目、そんな自戒を課していた時すらある。
だから久々に立ち止まって得た平穏に、慣れなかった。生き急ぐ必要は無いと言われても実感がなくて。
あのクリエイターは外出したのか不在らしい。それを見計らって、法衣に着替え窓から外に飛び出した。
露天街を歩く。噴水には近づきたくないけど、それ以外の場所は割と好き。喧騒が好き。
人混みの中にとある人影を見つける、あの人は…。
「やふ、リオ。今日は顔色いいね?」
「こんにちは、エヴァー」
挨拶してきた古い友人のLKに挨拶を返す。
「顔色がいい…ってどういうことなの?」
疑問を口に出すとエヴァーはいらえを返す。
「あのことが有ってからずっと病的に白かったのに今日はちょっとだけ以前みたいでさ。…それに、開口一番に薬のことを言わなくなったし、何かあったのかなーと」
ああ、と納得した。昔このLKも自棄になるほどのことがあって、その時に彼が手に入れた伝を使って、私にあの薬を渡してくれていた。いつもなら会うなりそれだから、不思議に思ったのかな。
「うるさい主治医が私からあの薬を全部取り上げて、絶対安静命じたの」
それを告げるとエヴァーは後ずさり驚愕を示す。
「…リオが、医者に行くようにっ…!治らない、って聞いたけど、っていうか絶対安静の人がなんでここに居るのさ…」
「どうやら治るらしいよ?ああ、窓から抜け出しましたが何か」
「リオもしたたかだなぁ…厄介な猫なのは相変わらずか。で、生きられるのか?」
「そう、みたいね…」
力無く見返す。正直命を捨てたに等しかった。エヴァーもそれを判っていた。私に薬を渡す度に辛そうな顔をして、私を心配していたのはエヴァー自身なのを知ってる。でもエヴァーは私を止められなかった。エヴァー自身も私と同じで、私より一足先に立ち上がっただけのだから。
質は違えど似た痛みを知る私とエヴァーは、慰め合うこともあった。でもその度に2人とも決まって後悔してた。言うなれば共犯者。壊れかけの自分と鏡像な存在。
「よかった、よかったよ…」
「そだね、ありがとう。そろそろ、行くね」
「ああ、またな」
別れの言葉を交わした瞬間足がうまく動かなくなって、バランスを崩して倒れた。何があるかわからないって、まさかこういうこと?
エヴァーが私の名前を呼ぶけど、ぼんやりとしか聞こえなくなってくる。頭痛が意識を暗闇に引きずり込む──。
- 92 名前:白猫の脱走劇(2/2) 投稿日:2008/08/18(月) 00:22:09 ID:YlNLu12o
- 「だから安静にしていろと…」
悩ましげに頭に手をやってこちらを流し目に見るクリエイター。そういえば名前、聞いてなかったな。
エヴァーが助けを呼んで、たまたまその声を聞いた彼が私を連れ帰ったらしい。
「立ち止まるなんて、できなかったの。平穏をどうしたらいいかわからなくて」
本音。訳の分からない感覚にどうしたらいいかわからない。
「名前、何なの」
「言い訳の次はそれか?」
「教えて」
暫くの間の後、彼は「怜」と短く答えた。
「不思議な名前」
「真名だからな…って何言ってるんだ、俺…」
怜が心底後悔したように顔をしかめる。
「親の趣味だ。真名は親と自分しか知らない本当の名。他人に名乗るのは字。そっちは朱羽っていう…何故真名を言ったんだ、俺は」
「じゃあ、秘密をひとつ知ったんだね、私」
にぱーっと笑って言う。それが怜の勘にさわったらしい。
「黙れ、五月蝿い。ああもう黙らないなら力付くで黙らせる」
乱暴なキス。息が出来ない。しばらくして怜は私をようやく解放した。
「ぷはっ…そんなに嫌だったの?」
「黙れ。こうなったら何も言えなくしてやる」
怜が私の服に手を掛ける…。
「素面のままじゃ恥ずかしいっ。薬ちょうだい、あれじゃなくていいから!」
「ダメだ、と言った筈だが。それに」
耳をぺろりと舐められる。
「自我すら失って何も覚えていないなら、お仕置きの意味が無いだろう」
私は目を眇めて睨む。拒否の言葉を発す。均衡を壊したくない。
「なら酔えばいい」
怜が私の服を脱がしていく、抵抗するけど、敵わない。悔しくて顔が赤くなる。怜も自らの服を脱いだ。
──きれいなひと。過去に流れた噂では私を美しいと形容していたみたいだけど、彼もきれいだと、素直にそう思う。
でも薬が効いてないから恥ずかしくて、そして均衡が崩れる恐怖があって。
睨み続けるけど、怜は意に介さずに包帯を解いて私の胸に触れる。
「…痛っ」
包帯をはがされた痛みに声をあげてしまう。
「また巻き直す」
相変わらず表情を変えない…食えない男。
「ああもう睨むな。金の眼のせいで…猫を抱いている気分になる」
エヴァーにも猫と言われた。そんなに私は猫みたいなのかな。
怜が目隠しを巻く。何も見えない。
「…あ…」
怜が胸を揉みしだくのがわかる。何も見えない、(だから無意識に左手を伸ばす。)
「ふぁ…あ…う…ぁあ」
見えない。不安でたまらない。嬌声があがってしまう。
ふと左手に確かな感触──手を握ってくれた。
「夢でも見ているのか?」
首を振る。私が左手をのばすのは、過去のことを思い出したから…。
「ならば」
秘部をなぞられる。
「ひゃ…っ」
「逃げるな。俺もここにいる…」
かなしさが滲む声──怜は今、どんな顔をしているのだろう。
「見えないから、こんなになってたのか?」
怜が私の秘所から蜜を掬う。既にとろとろになっていて。
「薬が無くても十分淫乱だな」
「やめ…っ、ああっ…ふあぁっ!」
ダメ、もう与えられる快楽に耐えられない。体が疼く。
「もうだめ、耐えられない、欲しい」
目隠しを外された。涙が伝う。懇願する。
「淋しい。耐えられない。欲しいの。私の淋しさを埋めて、お願い」
「…やっと言ったか」
そう言うなり貫かれる。
「あ、あう、ああっ」
頭が真っ白になる。突き上げの度に何も考えられなくなる。
「くっ…」
怜も顔を歪める。突き上げがどんどん早くなっていく。
「れ、い…もう…」
「ああ…」
胎内に出される感覚と同時に、果てた。
無意識に歌を口ずさむ、思いを馳せて。夢か現実か、まだ私には判らなかった。
また、左手を握られた。
「左手、何かあるのか」
「左手を握られると安心できるの…」
どうして左手を握られると安心できるかは、今は思い出したくないけれど。満たされる、そんな気がする。
「もう脱走するなよ」
最後に呟いた彼の言葉に、くすりと笑った。
- 93 名前:白猫の脱走劇(あとがき) 投稿日:2008/08/18(月) 00:33:09 ID:pL6344Go
- というわけで「お別れの日に歌ううた」の続きを投下します。素面で書くには根性がいりますね…。
>>90さん
感想ありがとうございます。好みの話でなにより。
実は最後の台詞を言わせたかったがために生かしたとか…言えません(でも言う)。死にENDにする気は無かったんです。生きて生きて生き延びろ、と言いたかったんですよ。
とりあえず続き投下しましたのでこれにて失礼します。
- 94 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/08/19(火) 22:18:27 ID:yxk3MJCo
- 美味しかったですb
治らないけど人並みくらいには生かして見せる、くらいの勢いで!
クリエイターだし
- 95 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/08/20(水) 04:33:46 ID:MmAmtznM
- はやくも続きが…!
初回同様、痛いようで優しげな不思議な雰囲気に楽しませて頂きました。
リオさんには救いがあって欲しい。
- 96 名前:栄光の歌は誰が為に 投稿日:2008/08/22(金) 02:05:32 ID:FgMy9pv2
- 相変わらず怜には安静を命じられてる。でも、前みたいに命が削られていく感覚は無くなった気がする。腕は確かということかな。
怜は毎日のように外出しては帰ってきたあとにたまに私に新しい解毒剤を放る。…もしかして私の血の毒について調べているの?
どうして怜は私を助けようとするのかな。あのまま打ち捨てても、それはそれで受け入れたのに。
曖昧になった記憶の中に何かあるのかなぁ…と思案していると、呼び鈴が鳴る。誰か来たの?
「…れ…じゃなくて朱羽は不在ですけど…」
真っ青な顔をした茶髪のジプシー、確か、カリス──かつての相方──の友人。
「やっと見つけ出した…リオさん…カリスが…」
「カリスがどうかしたの?きれいな声が台無しだよ」
ジプシーは真っ青な顔で息を荒げて告げる。
「カリスが、死にました」
何かが割れた音がした。
「…そう、なの。でもどうして私に告げるの?とっくに私はカリスとは縁を切ったのに」
「…何も思わないんですか。」
「悲しいよ。でも何を思ったらいいかわからないの」
「カリスは最期までリオさんを愛していました。だから独りで騎士団に行って、それで…っ。どうして別れたんですか」
「私が悪いの。私が転生してから、ね。」
「カリスが死んで…埋葬されるとき…なんであなたは姿をくらましていたんですか」
ジプシーは泣いている、そして、きっと私に怒っている。
「なんであなたはカリスを切り捨てたんですか!」
ああ…彼女は私を責めているのね。
私は歩いて外に出る。振り返って笑いかける。彼女が絶句したのがわかった。
体がうまく動かない。それでも歩く。大聖堂の裏、きっとそこにカリスはいる。
墓の前──まだ新しい。
私は歌う、彼が好きだった歌を。今はもうスキルとしては使えないけど、旋律は覚えている。けして忘れはしない。
立っているだけで辛い。でも、せめてこれだけは最後まで歌わせて。
──主に栄光あれ。
そう結んだ。追悼として、歌い終わる。
「グロ…リア…今更…栄光なんて…あ、あぁ、カリスは…」
ジプシーがへたり込む。私は背を向けて、怜の家に戻る。
もう、カリスの死に区切りはつけたから。区切りをつけた、はずなのだから。
なら、この空虚は一体、何なの。くらい、とてもくらい。そして、じわじわと広がる…。
- 97 名前:栄光の歌は誰が為に 投稿日:2008/08/22(金) 02:08:36 ID:JYr.rXTw
- そーっと家の中を見回す…誰もいない。今回はお仕置きされずに済みそう。
と思ったらドアがいきなり開く音。恐る恐る振り返れば呆れた顔の怜。
「…またか」
「墓参り、してきたの」
「知ってる」
「付いてきたの」
「いや…あんたの声が聞こえた」
今の私は何を思えばいいのだろう。怜のこと、カリスのこと。
「ひとりにして、お願い」
くるりと背を向ける。涙は出なかった。
「嫌だね」
短い拒否の言葉が帰ってくる。最初に会ったとき、私の願いを拒否した時と同じ強い断定。
「嫌、わからない。どうして怜は私を助けようとするの?打ち捨てていけばよかったのに。カリスを切り捨てたのは私なのに彼が死んでどうしてこんなに空虚が広がるの?それに」
一旦言葉を切る。空虚が広がる、止まらない。
「カリスを死に追い込んだ私は、生きていていいの?」
ぼやけた記憶からやっと思い出した、私は生きることを諦めていたのではなく、生きていることに疑問を持っていたのだ。
寂しかった。それは事実。ただ、今はそれ以上に罪悪感がある。
「至高の支援を目指したのは、淋しかったから。そうすれば誰かに必要とされる、そう思ったの。酷い女だよ、私は」
沈黙。怜はじっと私を見つめる。そして──
パァン!
頬をはたかれた。
「…あのな。俺があんた──リオを助けたい理由は──俺がリオを愛してるからだよ!!」
呆ける。今ここで、告白!?
「あーもう色々誤解とかしてるらしいから言うけどな、一目惚れだったんだよ!凛として立って支援するリオに!でも、嬉しそうに相方のことを話すから一旦は諦めた!だけど!あの時リオを見付けて、やっとまた会えたと思ったんだ!」
…マジですか。こんな酷い女に、一目惚れ?
ポカンとする私に更に畳みかける。
「さっきの問い、『YES』だ。だから俺はリオを助けようと──っ!」
怜が私を引き寄せて抱き締める。
「ねぇ、本当に、いいの?私、血塗れだよ?酷い女だよ?上手く支援できるかもわからないよ?それでも?」
「血塗れでも、何でもいい。淋しさも空虚も、埋めてやる。リオ…やっと手が届いた…」
一層強く抱きしめられる。
「泣いていい、全部受け止める」
「あ…」
ぼろぼろ涙が零れる。止まらない。
「あのね…転生するとき、ユミルの心臓の前で別れたの。その時からもう亀裂が、出来てたんだと、思う。多分ね、あのまま一緒に居ても辛いだけだった。でも私は卑怯だよ。カリスに、別れを告げさせたの。カリスは最後まで優しかった…っ!置いていったのは私なのに、待っててくれた。カリスは、私が殺したも同じなんだよ…」
ぼろぼろ涙を零しながら怜の胸の中で全部話す。止まらない。怜は私の髪を手で梳きながら黙って聞いてくれている。
「ねぇ、私は酷い女で、薬でぼろぼろな体で、ひとごろしで、傷もある。それに、まだカリスを思い出にできてない。それでも、怜は私を好きでいてくれる?」
「それでも、リオはここにいる。そして俺も。ここにいるリオを愛してる、絶対に死なせない」
怜を見上げる。怜の青の瞳がじっと私を見つめていた。
- 98 名前:栄光の歌は誰が為に 投稿日:2008/08/22(金) 02:12:05 ID:e.x3TDJQ
- 優しいキスをされる。舌を絡ませる。
「んん…ぅあ…んぅう!」
そっと唇を話す。息が苦しい。体が熱い。怜の顔も、心なしか赤い。
「ああもう、可愛い…」
「ひゃ…」
涙をペロリと舐められた。
怜が私の服の留め金を外し、リボンを解く。抵抗はしない。そしてその後、怜も服を脱ぐ。
「きれいなひと」
前も思った感情を口にする。
「リオも綺麗だ」
首を振る。私は綺麗なんかじゃないから。
そうしたら傷をなぞられる。まだ、塞がっていない左胸の逆十字傷。
「これのこと、か?」
「う…」
傷にキスされる。
「あ…あぁっ」
「傷があっても、リオは綺麗なままだ」
そのまま胸を揉みしだかれる。
「ひゃ…あ…ふぁ…」
熱い。体が熱い。快楽に狂いそうになる。薬も無いのに。
鎖骨に、胸に所有印を刻まれていく。その度に体が跳ねる。
「リオ…」
呼び掛けに応えられないほど、私の体は快楽に狂いかけて。
「リオの空虚は、俺が埋めてやる…!」
指が秘所を弄る。その度に私は声を上げる。
「頂戴、そして埋めてほしい」
左手を伸ばす──かつてカリスがくれた指輪がはまっていた、そしてあの日、振り払われた左手。
何も言わずに手を重ねてくれる。それが、とても嬉しい。
「リオ…」
怜が私を見る。私は頷いた。
「ああぁあぁ!」
怜が入り込んでくる。そして、淫らな水音が響く。
涙を流しながらもお互いを求める。どうか、どうかこの淋しさを埋めてほしいと、願う。
「れ…い…お願い、全部、頂戴…」
「何を言う。俺はっ、リオに最初から溶かされているっ」
「ああぁぁっ!」
胎内に熱を感じる。ああ、孕めるのかな、この身体は…。
そんなことをぼんやりと考えつつ怜を見る。顔が赤い。
「どうかしたの?」
「いや…今はいい」
「?」
何を思っているのだろう。…後で聞こう。
ふらふらと立ち上がってベランダへ向かう。明るい月の光の下で、歌った。昼間歌ったグロリアではなく、聖母の賛歌を。
不思議と、悲しくは思わなかった。
「奇麗な歌、だな」
怜に向かって微笑む。もう、淋しくない。だから生きてみたいな、そう思えた。
「有難う、怜」
心を込めて、感謝の言葉を告げた。
- 99 名前:栄光の歌は誰が為に 投稿日:2008/08/22(金) 02:19:41 ID:t3bAJeiY
- と言うわけで第三話…カミングアウトです。一応、これで一区切り?
ただ過去の話もちょっぴり書いてみたいなと思ってみたり。でも連投になってしまいますねぇ…。
>>94さん
と言うわけで全力で治すと思います。彼ならやる、きっと。
>>95さん
楽しんでいただけたようで嬉しいです。三話目が救いになっているといいなぁ。
では失礼します(ソソクサ。
- 100 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/09/18(木) 20:44:00 ID:TrbMAgMU
- 凄くこの話好きです。
ゆっくりと流れる空気を感じました。
2人には幸せになってもらいたいなー
怜視点からの話も勝手に想像してニヤニヤ
怪しい人ですねorz
- 101 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/10/10(金) 19:14:20 ID:JXeSPQNo
- ちょいとお尋ねしたいのですが。
特殊要素の多いモノを計画中なのですが、投下先は此方でOKでしょうか?
純粋に♂×♀だけではないものでして…(♂♀×♀とか♀×♀も含まれるので…)
- 102 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/10/10(金) 21:43:58 ID:kENVu8uw
- 確かに複数の要素が入ってるネタってどこに投下するか悩むなぁ。
個人的な意見としては冒頭に注意書き入れてここに投下でいいんじゃないかと思うけど。
- 103 名前:101 投稿日:2008/10/11(土) 12:23:37 ID:pkFJ5dpI
- >>102さん
助言ありがとうございます。
ネタ的に以前物議をかもしたものがメインなので、えろだに置く事にします。
NGワードは百合、ふた、ショタ、女装です。
ただし今回は導入部なのでエロシーンはありませんorz
- 104 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/10/12(日) 15:13:11 ID:wmh.VFig
- >>103
凄くいい所で終わって全米が泣いた
続き楽しみにしてるよ大佐!
ところで些細な事だけど、最初の方アリスがあり巣になってて笑った
あの誤字自分もよくあるw
- 105 名前:掠れた鏡 投稿日:2008/10/16(木) 00:06:57 ID:7/N80p6M
- 今のリオは変わったな、と思った。ずっと無理をし続けてきた、それをようやく止めたんだ、と。
喜びを感じると共に苦笑が浮かぶ。
俺も昔はあんな感じで、そして今のリオには俺はもう要らないな、と昔を思い出す。
──俺とリオは、鏡像だったのでは?
今になってそう思うあたり、年を取ったなと感じる。
…いや、俺はまだ29だが、出会ったときの彼女は17だったはずだ。確か3年前の話か。
あーあ、年寄りにはキツい思い出だな、と思い返す。
これは過去の話だ。諦めがついた男が語る、昔話に付き合ってはくれないか?
出会ったのは俺がやさぐれていた時期だった。
臨時広場を見回せば、ぽつりと公平圏内で落ちているプリーストがひとりいた。
狩りでもすれば気も紛れるか…と彼女を拾った。
途端に目を輝かせて承諾した、そのプリーストの金色の目が酷く印象的だった。
場所は騎士団、槍騎士との狩りは慣れていないようで酷く支援に慌てていた覚えがある。
それでもしゅんとしたその目を見れば、叱る気にはなれなかった。事実彼女は教えればそれをすぐに身に付けたのだ。
人当たりもよく、無邪気にはしゃぐ彼女。好感を覚え、友達登録を交わして度々狩りに誘った。
「リオの装備は柔らかいな、はは。俺の知り合いはもっと硬いぞ?」
「お金ないんだもん、エルもっと出てほしいな」
ぷーっと頬を膨らませる彼女が可愛くて何度もおちょくった。
ただ、ちっとも姿を現さない彼女の相方に付いて聞けば、「今は病気なの」と寂しそうに答えたから聞くのは控えたが。
「あーあ、レイドc出ればいいのに」
「同感だなぁ。さて、深淵倒すか」
狩りながら会話している途中に深淵が近付いてきて、倒す。
支援も大分上達してきて、BdSを食らわない立ち位置からHLとLAとヒールで援護してくれて、割とあっさり深淵を撃破した。
俺は立ち尽くした。手にしたものがあまりにも信じられない品だった。
「リオちゃん、これ」
「え、ちょっと、これ深淵のc…やったぁぁぁぁ!エヴァーのお陰だよ!」
涙を流してペコの上にいる俺に抱き付いた彼女。彼女の頭をわしわしと撫でた。
「やったな!これで大金持ちだなぁ、よかったな、リオ!」
俺は、彼女の願いに神様が応じたのだと思った。
彼女が、強運を引き寄せたのだと。金色の目に青髪のラッキーガールが。
後日そのcは露天で売り払い、半額、といってもかなりの額を彼女に手渡した。その時満面の笑みで「ありがとう」と言った彼女は、忘れられない。
ああ、勘違いしないでほしいのは、彼女に俺は好感以上の感情は持たなかった。何せ、俺は未だに忘れ切れていない女性がいるのだから。
ただ、彼女を可愛がっていただけだ、と思う。
ただ、彼女が俺の空虚に何気なく触れたのはいつだったか。
洗いざらい吐き出した。嫉妬に狂う男は醜いな、でも彼女は黙って聞いて、励ましてくれた。
年下に慰められるのも何だかなぁと思ったが、真摯な彼女の顔に安心を覚える自分がいた。
- 106 名前:掠れた鏡 投稿日:2008/10/16(木) 00:08:58 ID:bvsXcryQ
- そんな彼女が変わったのはいつだっただろうか。寂しげな顔で毎日臨時広場に通いつめ、ある時ぱったりとそこからも姿を消した。
念話をすれば「スキルリセットして退魔師になったからソロしてるの」とのこと。
俺も転生の追い込みにギルメンに引きずり回されていたし、彼女もそういや転生を目指していたな、と思って黙っていた。
次に俺の前に姿を現した彼女はハイプリーストになっていて、そして壊れた指輪を握り締めていた。
事情を聞けば、相方と別れた、とだけ彼女は告げた。
失恋の傷に触れないよう取り留めのない話だけをして、その場を後にした。
それが彼女の髪が青かったときの最後の思い出だった。
いつからかあまり一緒に狩りをしなくなった。まぁ俺が意中の相手に振られたショックで狩りに行く回数が減ったのもあるのだけどな。
それでもギルメンに引きずり出されて名も無き島に狩りに出たとき、そこに彼女はいた、たった1人で。
出会ったときとは違う幾つもの高価すぎる装備に身を固め、何体もの不死者に殴られながらもその詠唱は止まらず、退魔の術を完成させる。
傷つくのも厭わない、セイフティウォールすら使わない、サンクチュアリのみに頼る狩り方。
ニブルならいざ知らず、アスムプティオがあれどここでは危険な狩り方だった。
しかもPTも組まずに3階層でただ一人で…。
ふとこちらに気づき、「道を塞いでしまって申し訳ありません」と振り返ってPTメンバーに笑って謝った。
彼女は銀色に変わった髪と相まって、幽鬼のようだった。見た瞬間に戦慄が走った。
その笑みは出会ったときの彼女の笑みとは違う、真っ青な凄惨な笑みだったからだ。
どちらが不死者なのか判らないほどにやつれ果てた、そんな笑み。
PTメンバーが「うは、廃狩り…」と罵ったが、俺はそいつに槍を向けて制した。
あまりにも辛そうな顔だったので、こっそりと念話を送った。
「狩りが終わったら知らせるから、プロの俺の宿で話をしようか」
暫くして承諾の返事が返ってきた。かすれた声で…。
彼女は律儀に待っていた。ボロボロの姿で。
以前は街に戻るとすぐに着けていた頭装備も着けておらず、狩り装備のままだ。
「なぁ、何があった」
「力が、技術が欲しい。ねぇ、至高の支援になれば、誰も私の側から去らないのかな。」
絶句した。彼女の変わりように。
…いや、彼女は最初から変わっていない。寂しがり屋の小さな子ども。
ふと気付けば彼女を抱き締めていた。華奢で、前よりも痩せて折れそうな体。
放っておけば危なっかしい小さな子ども。今にも壊れそうな子ども。
この身が支えになるならば、と。半ば自棄になっていた俺が言うのも可笑しかったけどな。
そうして俺は彼女を抱いた。彼女も抵抗しなかった。
- 107 名前:掠れた鏡 投稿日:2008/10/16(木) 00:11:31 ID:rpK50YOk
- 「エヴァー、いいのね?」
「何を今更…抵抗しなかったのはリオじゃないか。」
「ふふ…そうね、夢なら、今の私でも見せてあげられるね…」
リオの自嘲的な笑い。気にせず俺は彼女の服を脱がす。
リオは身じろぎすらしない。ただ目をゆったりと閉じ、銀色の髪を揺らめかせる。
そのまま軽い彼女の体を寝台に組み伏せ、首筋に顔を埋めて吸い付く。
跡が残ろうと気にするものか、もうリオはひとりなのだから。
「ぁ…あぅ、エヴァー…」
首筋から顔を離し、耳の裏をぺろりと舐めればリオは震える。
「耳の裏弱いんだな、リオ」
「エヴァー…が、後悔しないなら…いくらでも…鏡になるわ…」
鏡。そっくりの姿を反対にうつすもの。まさに俺達?
リオからの突然の口付け。彼女の舌が俺の舌を絡め取る。
朱が差す顔。荒い息。唾液が絡み合う水音。
虚ろに彼女の左手が伸ばされた──だが俺は掴まなかった。
それを掴むべきなのは誰かを知っているから。
やがて唇を離せば糸を引く。虚脱したような顔の彼女。
…多分それは、俺も同じなんだろうさ。
くすりと囁き笑う声がした。
「可笑しなひと、鏡みたいだね」
「誰が?」
「エヴァーが」
彼女の不思議な言葉が何かに触れる。
それに気付かない振りをして、俺は彼女を掻き抱いた。
左手で胸を弄び、右手で彼女の秘裂に触れる。くぐもった声が漏れた。
「んぅ…ふぁぁ…っ」
俺にとって彼女はきっとかわいい子どものようなものだった。その彼女が妖艶に喘ぐ、その姿に煽られた。
「…リオ」
虚ろな金色は誰を見ているのか…。
「私、忘れていた方が幸せなのかな」
呟き。だからふと酔狂で、とある媚薬を彼女に与えた。
「熱い、熱くて何も考えられない」
「当たり前さ…今は、何も考えないほうがいい」
同じものを俺も少し呷り、彼女にまた触れる。彼女の秘裂はもう蜜でとろけていた。
指を入れ掻き回す。彼女の反応がより大きくなっていく。
触れる度お互いの体が熱に苛まれる。震える。
「あ、だめ…はぅ…ぁ」
2人で快楽に溶けていく。だがお互いが目に映すものはきっと違うのだろうな。
「とろけてるな」
「…、」
聞き取れないほどの小声で何かを言った。
気にとめない。同情はあれど愛など無いこの交わり。
ただ薬による熱に任せ、俺は自身を彼女の胎内へ突き刺した。
「──っぁぁぁ!」
「はぁっ…きついなっ…!」
適度なきつさが薬と相まって達しかける。制する。
ただ衝動のままに彼女の体を穿つ。
淫らな音が響く。手を触れれば余計に彼女は身を震わせる。
その姿が、俺を煽る。
「くっ…もう限界だっ」
「あ、…ああああっ」
俺は彼女の中に自らの精をぶつける。
熱で火照った体を重ねれば、脱力感が襲う。疲れた。
彼女が虚空に伸ばした左手は、結局最後まで掴まなかった。
お互い別々の方向を見ているのに、交わるのが可笑しかった。
だけどその底にある感情だけは共通だったな。
鏡像。というか、お互い支えが無ければ瓦解するような危ういバランス。
傷の舐め合いですら無く、ただお互い別方向を目に写していた。
数回そんな事があった後のこと、彼女は不意にベッドからよろよろと立ち上がった。
「ね、エヴァー。短剣でいいの。何かない?」
そう問われて護身用の短剣を彼女に渡した。髪でも切るのだろうかと思ったよ。
だが彼女が切ったのは髪では無く、自らの左胸だった。
彼女は淡々と逆十字を刻んだ。ただ口には聖句を紡ぎながら。
勿論出血も半端ではなく、慌てて直ぐに止血しようとしたら、止められた。
彼女は声ならぬ声で告げた。──これは罰だ、と。
血塗れの短剣を返し、左胸の血を拭って彼女は去った。
そこからはもう彼女を止めなかった。止めたところで取り合われない。
それに、彼女はまさに過去の俺だったのだ。制止したところで止まらないことを自分がよく知っていた。
ただ彼女が望むようにさせることしか出来なかった。
それは、俺への当て付けか、と疑いすらしたくらいだ。
まぁそんな過去の話だ。つまらない話だよ、まったく。
彼女が幸せになることを祈るよ。それじゃ俺の話はここで終わりだ…。
- 108 名前:掠れた鏡(あとがき) 投稿日:2008/10/16(木) 00:19:51 ID:LgR01RFk
- えーと、上のクリエ×ハイプリの過去話です。クリエ不在でLK×ハイプリのLK視点となっています。
>>100さん
怜視点の話ではないのでジャンピング土下座したい気分です。
続きを書くことがあれば書いてみたいですね。
- 109 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/10/16(木) 02:44:44 ID:yq61wdgo
- 怜×リオの作者さんが来てるΣ
名無島でいたぶられるリオさんの凄艶な姿にぞくっときました。
個人的にカリス視点の昔語りが気になりますね。
本編の続きも執筆のご予定がありましたら期待しています。
- 110 名前:101 投稿日:2008/10/31(金) 18:41:39 ID:JchLl2xI
- シリアスな作品が投下されるなか失礼致します。>>101です。
続きができたのでえろだに投下しました。
>>103さん
誤字指摘有難うございます。
すみません、もう一話続く予定…です(土下座)
- 111 名前:紅い風車(1/4) 投稿日:2008/11/10(月) 00:53:44 ID:b.h4u8pw
- 調べものをするために久々にギルドハウスに行った。いつぶりだろうか。
このギルドはBOSS狩りギルドということもあり、資金と人脈と設備は揃っている。誰も俺の行動に干渉しない。居心地は良い。
「よぉ、朱羽!久々だな、何かあったか?」
名前が思い出せないハイウィズが声を掛けてくる。妙に静かなギルドハウスでその声はよく響く。五月蝿い。
「書庫を借りる。」
「ふーん…今は皆MVPセイレンやってるぜ。オレは留守番たんとーなの」
ハイウィズがひらひらと手を振る。なるほど、セイレンならある意味直ぐだろうか。
ギルドハウスがあまりざわついていないのも納得した。
地下の書庫へ降りる。何故か蔵書が多い。前マスター、ユリナスリアというアサクロの遺産らしい。
毒薬に関する物が多いのは今は助かる。前マスター直筆のものも多々あったが、前マスターが考案した毒薬の組成式たるや前マスターがAXではなく同業かと疑いたくなるほど完璧だ。
組成式、作成法、効果、原理、使用法、解毒法まで記すそれのページを繰る。複合毒について…探し物と近いものを幾つかメモをして研究室に持ち帰る。
後はそれを元に彼女に合わせる。…劇薬には違いない。下手したら彼女を殺すかもしれない。
生きていてほしい。だから意地になる。例え難解な毒であろうと解いてやる。
一先ず仮の物を完成させ、小瓶に詰めて鞄にしまう。
また、症状を見なければならないだろう。薬が毒になっては意味が無い。
調べ物も一段落し、一階へ戻れば人のざわめきが戻っていた。
「あ、朱羽。今日も地下室籠もり?ここにいたなら狩りに呼んだのにぃ。大変だったんだからぁー」
俺を見てソファにだれた鳶色の目の女教授がぼやく。
会話を聞くと横沸きが泣けたらしい。あのハイウィズを連れて行けばよかっただろうに。
「そもそもハメているのに何をぼやくんだ。次にADS効く奴の時間と合ったら行く。今は駄目だ。帰る」
踵を返し後にしようとし…マスターに捕まった。突き刺すような視線が向けられる。
「そんなに俺をここに引き留めたいのか」
「ユリアの毒を調べてるんでしょ。何がしたいの?ユリアの墓荒らし?」
マスターであるクラウンが静かに詰問する。そんなに前マスターのことが大事か。
「墓荒らし?まさか。俺は前マスターのことは何も知らない。俺は救いたい人がいるだけだ」
「…そうなんだ。あの白猫を?」
ぞわりと、冷気が背を駆け上がる感覚。マスターはもはや笑っていない。白猫…リオのことを知られている。
「僕は別に干渉はしないよ。しないけど、そのこにユリアの毒を使ってどうするつもりなのかは聞かなきゃいけないよね?」
ユリナスリアの毒──門外不出のモノらしい。それほどまでに彼女は天才だった。
現マスターはそれを全て彼女から託されたらしい。一体どんな関係だったのだか。
「…複合毒を、調べていた。解毒剤を作成するのには彼女のファイルが最適だった。」
「ふぅん…」
しばらく思案したような表情…そしてマスターは小さな紙袋を差し出した。
「これは?」
「多分ヒントになると思うよ?ユリアの結論がこれなんだってさ」
中を覗けば小さめの植物の種が入っていた。薬草か?
「調べる。」
「朱羽もたまには狩りに来てね?製薬してくれるだけで助かるのも確かだけどね」
そんなマスターの言葉を背に受けながらギルドハウスの扉を閉める。
「…この種に、何かあるのか?」
俺は空に紙袋を透かした。だが何か特殊なものがあるようには見えなかった。
- 112 名前:紅い風車(2/4) 投稿日:2008/11/10(月) 01:01:38 ID:y3ewAWDA
- 「おかえり、怜。」
家に戻るなり出迎える声…リオ。
「ただいま」
テーブルに小瓶と種を置く。
「種?」
リオが不思議そうに種をつまみ上げて見つめる。
「ああ…ギルドマスターに貰った。半分は研究材料にするが」
「なら、半分は植えていい?」
花の咲くような笑みを浮かべてリオが言う。
承諾すると、彼女は早速庭から小さめの植木鉢を持ってきた。
その種を愛おしむように、楽しそうに土に種を埋めていく。
「どんな芽が出るのかな、どんな花が咲くのかな。楽しみだね」
種を埋め終わり、鉢を窓際に軽い足取りで持って行くその様子はとても嬉しそうだった。赤い服がぱたぱたとひらめく。
「植物が好きなのか?」
「うん。色んな種類を知ってるの。教えてくれた人がいたから…今でも思い出せるわ」
一瞬その金色に悲しみの色が混じる。それはすぐに消えたが。
誰だと問えば、リオはそれを笑みで制した。
「ごめんね」
「いや…」
ちりちりと脳裏が灼ける感覚。嫉妬、か。もう故人であり、二度と彼女の前に現れることはないとわかっているのに。
「…私は、何を大切にすべきか知らなかった、ばかなこどもなのね」
「リオ」
「今も怜を傷付けた」
「──!!」
澄んだ金色の瞳が俺を見
る。…見透かされた。
「それでも、愛している」
「優しいね。とても、優しいひと」
リオはまた植木鉢に目を戻す。そっと種に向かって何かを囁いた。
聞き取れないその声は何を言ったのだろうか。ただ、ひどく懐かしそうな目をしていた。
既に過ぎた出来事は変わることは有り得ない。そして往々にして過去は美化される。
彼女にとって"カリス"は"過去"であり、その"過去"に俺は手を出せない。それが、ひどくもどかしい。
「…くそ」
自室で壁に手をつき、悪態を吐いても収まらない。
彼女が死にたがっていたのは、彼岸に奴が居るからだろう。もし死が彼女のすぐ傍に来たとしても彼女は笑って受け入れるだろう。
「奪ってやる」
それは死者への宣戦布告。意味が無いと判っていてもせずにはいられなかった。
リオは今は鉢の傍にいない。それを確認して、鉢の土に紅色の風車を挿した。
種は彼女が植えた。風車を挿したのは自分。──彼女の世界に風車を挿すことで、風を廻そう。
女々しいと自覚しながら、自らがリオにとらわれていることを感じる。
狂おしいほどに、愛している。
「赤い風車。かたかた揺れながら廻るんだね」
ふと背後を振り向けば、リオがそこに立っていた。
「怜の髪の色と同じ色なんだね。意外と女々しいんだ?」
「…女々しくて悪かったな」
リオがふ、と微笑む。銀色の髪がゆらりと靡く。
「大丈夫だよ、私はいなくなったりしないから」
リオの目には涙は無いのに、何故か泣いているように見えた。
- 113 名前:緋色の風車(3/3) 投稿日:2008/11/10(月) 01:02:47 ID:zCQ9Wmp6
- 気付けば彼女の腕をねじ上げて壁に押し付けていた。
「いたい、怜。痛いよ」
「まだ、忘れられないならば」
強引に口付け口内を舌で犯す。舌を絡め取って引き出して絡ませる。
「ふぁ…あ…んぅう」
抵抗はさしてなかった。むしろ舌を自ら絡めてくる。唇を貪り合う音が響く。
唇を離せば零れた唾液が糸を引いた。リオの乱れた吐息に甘い雰囲気が交じる。
「奪うだけだ。死者は生者に勝てはしない」
「──っ!」
金色の目が見開かれる。映るのは驚愕か、それとも恐怖か?
「死神にも渡すものか」
彼女の頬に一筋涙が伝う。それを舐めて拭う。
「ひゃ…わたし、は…」
今ここで何をしようと奴は何も出来はしない。そんな、征服感があった。
リオはボロボロと涙を零す。戸惑い?それとも何だ?
「嫌か?」
ふるふると弱々しく首を振る。違うなら、何故泣く…?
「嫌じゃない。違う。違うの」
「なら何故泣く?」
「…うまく言えない、でもどうしようもないの」
泣くリオの姿を見て、ふと思い立ってねじ上げた両手を紐で縛り、体を壁に寄りかからせる。
中途半端に法衣が脱げた姿がひどく扇情的だった。現れた肩や足が熱を持っているのを見て少し満足する。
だが、まだ収まりがつきそうもない。乱れた服の隙間から手を差し込む。
治ってはいるものの微かに跡が残る傷や、左胸の十字傷に触れる。違和感があるのか、触れる度に彼女は体を小さく震わせた。
「この傷はどうして出来た?」
古傷に触れながら囁く。
「多分…名無し3階ソロの…ふぁあ!」
「…そうか」
ぐいと強く傷跡をなぞる。彼女は目を強く閉じた。何かに耐えるように。
「もうそんな無理はするな…」
傷は既にヒールで塞がっていて、微かな跡が残るだけだった。それでも、もう彼女が傷付くのは嫌だ。
再び開いた目に浮かぶのはそう、まるで怯えた子供のような表情。
「お願い、お願い、いなくならないで、もう嫌なの、何だってするから…私が弱すぎるなら強くなるから」
小さな呟き。ああ、リオは自らを投げ出してまで、その寂しさを埋めたかったのか。
「それは、誰でもいいのか?」
皮肉を込めた声になってしまう。他の人間など見てほしくなかった。
「嫌…怜じゃなきゃ、嫌…お願い…いなくならないで…」
その言葉に、俺はどれほど安堵したのだろうか。
逃げないよう広げさせた片膝を抑え、下着の上から秘部をなぞる。既にそこはじっとりと湿っていた。
「縛られてもこんなに感じているのか」
「怜がっ…ひぁあ!」
下着を抜き取り直接秘部に触れるとそこはもう蜜で溢れていた。
表情を見る。普段と違って熱に浮かされたような揺らぎが見て取れる。過去を忘れて素直になってくれるこの時がとても嬉しい。
「かわいいよ」
耳元で囁くと同時に胎内に指を入れると、リオは艶やかな声で啼いた。
下手したらこちらが依存していまいそうな、そんな感覚が想起する。いや、彼女の血を舐めた時から既に…。
「…ん…んぅ…ふぁあっ」
腕は縛られて、足は押さえつけられて動けないリオが僅かに身を震わせる。
硬くなった胸の先を舌で転がしながら、胎内に入れる指を増やして丁寧に愛撫する。途端にリオの顔が何かに耐えるような顔になる。
「も…だめ…ああああっ!」
悲鳴のような声と共にリオの体が大きく跳ねる。荒い息を漏らすその姿にひどくそそられた。
「達したのか…だが」
胎内に入れた指でリオの感じる場所を撫でる。
「ふぁあっ!」
「まだ離さない」
リオの躯のあちこちに赤い華を散らす度に彼女の体が小さく震える。
そろそろ自身の抑えも利かなくなってきた。胎内に挿入していた指を引き抜く。
「あ……」
寂しげな声。間髪入れず俺は彼女を貫いた。
「…あ、あぁ…んぅ…」
リオの体を抱きしめ、お互い唇を貪り合いながら彼女に自身を突き立てる。
「…あっ、あぁ…んぅう…ふぁ…」
「…リ、オっ!」
リオの胎内は緩急をつけて自身を締め付ける。与えられる快楽に耐えるために俺は打ち付ける動きを速めた。
「れ、怜…わたし…もう…っ」
リオの潤んだ瞳は、揺らぎながらも真っ直ぐ俺を見つめている。
「あぁ…リオ…!」
一際強くリオの胎内を打ちつけると同時に達した。小さな声と共にガクリと彼女の躯が力を失って崩れ落ちる。
静かに眠る躯を受け止め、縄を解く。と左手を取って細い指に銀色の指輪を嵌める。
「誰にも渡さない。俺が救う。だから…」
そっと指輪を嵌めた左手に口付けた。
- 114 名前:紅い風車(あとがき) 投稿日:2008/11/10(月) 01:19:19 ID:YUYQcUXY
- 分割の目測誤った上に最後のタイトルが変更前のものでしたorz
タイトルは「紅い風車」です。3番目のは見なかった方向でお願いします。そしていつの間にか分母が3になっているのも見逃してください。
というわけで>>100さんのリクの怜視点の続編をば。書いていて砂吐きそうになりました。
もはやシリアスじゃなくて甘々だろう、と思います。少なくとも私は。
カリス視点の話は書くかどうか怪しいところです。
それではまた投下する時まで。
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