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【18歳未満進入禁止】総合命令スレ20【inハァハァ鯖】

[118:聖堂前のカプラクルセ(2/3)(2012/01/25(水) 22:18:42 ID:Vc0cmdSA)]
 プロンテラ某所。
 市内でもっとも風紀が悪く、そして治安のよい地区がある。
 >>109はそこを歩いていた。
 どうして彼はアサシンギルド御用達であもるこの場所に個人的に拠点を持っているのだろうか。
 などと、疑問を抱きつつ。
「悪く思うな。貴様はクルセイダーだ。ここに立ち入らせる以上、耳目は封じさせてもらう」
 そう言いながら、手にしたリードを引く>>118
 リードの先は、カプラ装束を外套で覆い隠し、わずかな空気穴があいただけのパン袋を被せられた状態で彼について行くカプラクルセの姿。
 手には革の手錠が、そして足も肩幅異常に開かぬよう、鎖でつながれている。
 彼の言葉は彼女には聞こえない。
 なぜならば彼女の耳には詰め物がされているからだ。
 奴隷市場ならば日常的な、されど首都においては甚だ異様な光景だが、この地区に限ってはそれを疑問に思う者はいない。
 一方彼女は達観したのか、それとも察しているのか、一言も言葉を発さずにリードの引かれる方角に向かって従順な態度で足を進めている。
 やがて、地区の奥深くまで歩いたところに、小綺麗な住居が建ち並ぶ場所へとやってきた。
 小さな住宅が並んでいるが、それらは皆後ろめたい者達が一時的に借りるセーフハウスである。
 >>109はその一件へと足を向けた。


「楽にしろ」
「………」
 >>109が彼女の顔のパン袋を外すと、反抗的な目つきのカプラクルセの顔が露わになった。
「さて、貴様はオレに奉仕する義務を負っている。分かるな?」
「理解はしています」
 奥歯を噛みしめているのが手に取るように分かる。
「反抗的なのはかまわないが、それで評価が低くなればお払い箱だ。そうなれば後任人事が発令される。それを忘れるな」
「く…っ!貴方も…あいつみたいな事を…」
「分かっているのなら、まずは飯だ。食材は手配済みだから台所にあるはずだ。いいな?」
 そう言って厨房を指し示す>>109
「…かしこまりました。ご主人様!」
 抑揚のない声で頷きながら、カプラクルセはスカートをはためかせながら厨房へと向かっていった。


「うまいじゃないか」
 >>109は言う。
「サバイバルは戦士の必須技能ですから」
 夕食時。
 >>109が料理の腕を褒めるが、カプラクルセは淡々と答え食事を続行する。
 使用人的な立場にある彼女は席を共にすることを拒んだが、半ば強引に同席させた。
 逃走防止もあるが、それ以上に彼女の反応を楽しむためだ。
(ふむ。コレはコレで…)
 ここ最近は羽振りが良いため、高級娼婦ばかりを漁り続けていた。
 容姿はもちろん技術も料金も相応で、どの娼婦も真に奉仕する精神も持ち合わせていたのは間違いない。
 ところが、金払いが良すぎたせいかサービス過剰になってしまい、どうにも自分が手玉に取られているのではないかという気分になってしまった。
 無論持てる技術の全てをもって接客する彼女達に疑念の目を向けるのも大人げないが…自分からするよりもされるケースが多くおもしろくないのも事実。
 そこで未熟であると知った上で彼女を指名する運びとなったわけだ。
「ところで…夜のことだが」
 >>109がそこに言及すると同時に、ガチャッとけたたましい音が鳴る。
「……わ、わかって…おり…ま…」
 食卓に視線をおろすと、彼女が手にしているフォークとナイフがブルブルと震えていた。
「ならば、体を清めておけ」
「は…い…」
 ぎりっ…
 彼女が歯を食いしばる音が静かな食堂に響いた。


「………」
 カプラの制服をまとい、バスローブ姿で>>109の前に立つカプラクルセ。
 入浴を終えた彼女は、全裸ではなくカプラの制服を纏ってやってきた。
 仏頂面からは、業務だから仕方なくやってやるという意図が伺える。
 一方>>109はそんな彼女を上から下になめ回すように見つめていた。
「これから抱かれるわけだが、覚悟はいいな?」
「好きにすればいいではないですか」
 頬をひきつらせながら、投げやりに答えるカプラクルセ。
 だが、声は震えていた。
「研修を終えている割には、ずいぶんと反抗的だな」
「…生憎と、頑固な性格でして」
「そうか…」
 ふむ、と頷き逡巡する>>109
 既に下半身はバスローブを盛り上げ陰影を形作り、理性に決断を促すかのようにヒクヒクと脈動する。
「で、どうするつもりだ?そこで立っているだけでは単なる使用人にすぎんぞ」
「……」
「研修に耐え抜くことができたのならば、体が覚えているはずだ」
「くっ!」
 彼の言葉がスイッチとなったのだろうか、カプラクルセの体の至る所が疼き始める。
 薄紅をさした唇や白い絹手袋に包まれた指先が震え始め、吐息が荒くなる。
 忘れようとしていた記憶がよみがえったようだ。
「あれ…を…やれと…言う…いえ、おっ…しゃるのですか?」
 恐怖と絶望に満ちた声でカプラクルセが懇願するように訴えた。
「判断はお前に委ねる。それが一番…」
 楽しめる。
 >>109はあえてそれを伝えず、彼女をじっと見据え彼女の回答を待ち続けた。


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