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【18歳未満進入禁止】弓職&踊り子命令スレ Part6

[282:高慢なジプシー(2013/06/11(火) 23:55:13 ID:uZIBKed.)]
暑くなってまいりましたわね・・・薄着で過ごしていてもなかなか辛いですわ
さて、今回は久しぶりに2回に分けさせていただきますわねv

>>280

高慢なジプシーは上機嫌の様子で289の指定した場所へと歩を進めていた。
というのも、いつもの酒場の舞台の終わりに服飾をしているという280からモデルとして声を掛けられた
からだった。
対象はいつものジプシーの衣装と、ワンダラーの衣装装備とのことで、3次職への転職を踏みとどまっている
彼女には悪くない気持ちと、聞かざることが好きな彼女にとって市場にまだ出ていない服の着心地を確かめ
られるという気持ちに期待に胸を膨らませるのだった。
(そういえば彼には前にも一度、撮影に呼ばれましたわね・・・あのときの写真はどうなったのでしょ)
ふとそんなことを考える高慢なジプシー。
実は彼女の知らないところで、目線を確信した成人向けの写真集が出版されたことなど、露程も気づいていない
のだった。
やがて280の指定した場所に到着すると、外で待っていた280が高慢なジプシーを歓迎するのだった。
「時間通り来てくれて助かった。
 今回来てもらう服はこの前説明した通り、試作品のワンダラーとジプシーの衣装だ。
 既に衣装はスタジオ横の控え室に運んであるから、好きに着てもらっていい」
「今回も写真撮影とかしますの?」
「見た目は普通の冒険者の装束だから特に必要はないが、希望するのであれば記念に撮影してもいいさ」
280から説明を受けながら控室に進む高慢なジプシー。
(まぁ衣装装備ということですし、普通の衣装と変わらないのだから仕方ありませんわね)
280の言葉に少々残念に思いながらも、いつもの衣装と変わらない格好で写真を撮影しても、新しいのかどうか
わからないのでは意味がないと納得する高慢なジプシー。
控室には衣装のかかったハンガーが並んでおり、ジプシーとワンダラーの色違い3種ずつが掛けられており、
傍には大きな鏡台を兼ねた化粧台が設置してあった。
「衣装は素肌の上から着てもらっても構わないし、好きなように着てくれればいい。
 とりあえず1時間後くらいに部屋に行くから、そのときにでも着心地などの感想を聞かせてくれ。
 1時間で足りなければ延長しても構わない」
280はそういうと部屋を後にするのだった。
取り残された高慢なジプシーは、早速部屋に入ると掛けられている衣装に指を這わせ感触を確かめる。
「なるほど・・・シルクとかで光沢を出したりしていますわね。
 くすくす・・・これなら舞台衣装にも使えるかもしれませんわv」
普段の衣装はあくまで狩りなどの冒険衣装として使うことが多く、舞台に立つときは冒険者の衣装ではなく、
踊り子としての衣装を纏っていることが多い彼女としては、舞台仕様のジプシー服はある意味新鮮なものだった。
「折角ですし・・・きちんと着て差し上げませんとv」
いつものジプシー衣装を脱ぎ去ると、ハンガーごと衣装を手に持ち、両衣装を鏡の前で交互に身体に合わせ
始めるのだった。

「普段のジプシー服ですけど、色が鮮やかになってますわね。
 わたくしのは染色した衣装ですけど、染色前の衣装のこの赤色の鮮やかさを見ると、こちらが綺麗に見えますわ」
「素材の違いか色も綺麗に見えますわね・・・ワンダラーのこの白色にはラインストーンを散りばめて輝かせるのも
 いいですわね・・・バレリーナ風というのもなかなかよいものですわv」
「白地が多いワンダラーの衣装だとアクセサリーが映えますわね・・・くす、これは転職も迷ってしまいますわね」
「着心地もわざわざ分けてあるようですわね・・・ワンダラーの衣装は絹糸の配合率が高いのか、肌になめらかな
 感触がしていいですわね」
「ジプシーの衣装のこちらは通気性が上がってますのね・・・普段からさほど通気性は悪くありませんけど、これは
 これで着やすいかもしれませんわ・・・v」

用意して持ってきた装飾品と衣装とを合わせ、少女のように瞳を輝かせながら次々に着替え、何度もまた着ることを
繰り返す高慢なジプシーだったが、その衣装に施された仕掛けに、徐々に蝕まれるのだった――――

――――やがて1時間が経過し、280が部屋をノックする音が響くが、中にいる高慢なジプシーから返事はなかった。
280はもう一度ノックをし、そのままドアを開けて部屋へと入ってみると、ワンダラーの衣装に身を包み、頭には
ティアラを乗せ、瑞々しい唇や力強い瞳を強調させるメイクを施し、腕輪などの装飾品に身を包んだた高慢なジプシーが
椅子に座っているのだった。
「―――――・・・・」
高慢なジプシーの瞳には意思の光がなく、入ってきた280に反応することもなく虚空を見つめている。
「うまくいったようだな」
そんな彼女を見てほくそ笑む280。
衣装には着たものの意思を徐々に奪う仕組みが施されていたため、何度も着まわしていた高慢なジプシーはその効果で
人形のように意識が奪われた状態となっていた。
「ついてくるんだ」
280のその言葉に高慢なジプシーは頷くと、ゆっくりとした所作で280のあとについて部屋を出るのだった―――


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