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【18歳未満進入禁止】総合命令スレ34【inハァハァ鯖】

[1:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2023/04/16(日) 20:40:37 ID:6M8i8kY6)]
1 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2021/12/26(日) 19:25:56 ID:ZpSoQ3Lk
ここはハァハァ鯖に住んでいる住人にあんな命令こんな命令いっぱいして、
ハァハァしたり、ハァハァを鎮めるスレです。
ここでは職や種族の境界はありません。総合スレです。
ですが、職系のスレが有る場合(弓職・聖職者など)はその職系のスレにお願いします。

★板共通ルール★
・ttp://www.ragnarokonlinejpportal.net/bbs2/test/read.cgi/ROMoe/1063859424/2
・マターリ厳守。
・荒らしは完全放置。
・ROと関連のないネタで盛り上がるのはダメ。
・コテハン叩きも、スレの雰囲気が荒れるからダメ。

ほかテンプレは>>2


[41:ギルドの参謀母娘(親子)騎士と娘友人の少年騎士(2023/08/12(土) 00:26:00 ID:BgLgtyfw)]
>>41

 ある日の昼下がり。
 ジェダは懇意にしているアルベルタのホテルより新規にコテージを建築したとの連絡があった。
 最初の利用者として是非、という誘いもあり、ギルドメンバーの慰安旅行を開催した。
「騎士団本隊をさしおいて慰安旅行というのも、正直どうかとは思ったがな…」
 アルベルタ近郊のビーチ沿いに最近整備された散歩道を歩きながらジェダは言う。
「いいではありませんか。皆乗り気なのですし」
「そうですよ。おじさま」
 彼の両腕を抱きながら歩くレオナルダとルクレシアは言う。
「ただ、こう言うのはもう…」
「ママならいけるって」
「うむ。ルーシーの言うとおりだ。似合っているぞ」
「あ、ありがとうございます」
 ベアショルダーの白いサマーワンピースを纏うレオナルダは、スカートの裾を握りながら赤面した。


「…全くルーシーは…」
 ジェダにまとわりつく妹を見ながらため息を吐くのは、母達とそろいの装束を纏うリセッタ。
「ま、まってよリース」
 リセッタに手を引かれながらよろよろと歩いている、金髪へ祈願の中性的な少年が弱々しい声を上げる。
 彼女の(今のところは)友人であるリノである。
「もう、もう少し堂々と歩きなさいよ」
「ご、ごめん」
 謝るリノ。
 彼は母娘同様に女性物のサマーワンピースに身を包んでいた。
「どうしたリース?」
「いえ、リノ…リナが遅れていて…」
 リセッタは言う。
「…そうか。履き物にもなれていないようだし、急がずとも良い。リース、お前はリナについていてやりなさい」
「はい」
「あ、ありがとうございます」
 スタスタと先にゆく主達を見送りながら、リセッタは彼に一礼した。


「よろしいのですか?」
「よい。あの2人のことは先刻承知だからな」
 レオナルダの問いにジェダはうなずいた。
「ま、2人の時間があってもいいだろう」
「そんなこと言ってると、とられちゃいますよ?」
 ルクレシアは言う。
「それを指摘するには、どっちがどう奪うか、という議論から始めなければならん」
 ジェダは言う。
「もう…すみません。娘達が…」
「そう気にやむな。他のメンバーが到着するまではのんびりしようではないか 」
 ジェダは言う。
「ところで、大聖堂の『生臭』様とフリッダ様はもうアルベルタ入りしてるんですよね?」
 ルクレシアが、彼が懇意にしている大聖堂からのゲスト2名に言及する。
 ちなみに『生臭』とは、懇意の大司教が本名を明かせない事を理由で使用している本人公式の『仮名』である。
「港で野暮用をすませるとウィスがあったが、それ以降は音沙汰がない…まあ、2人ともなんだかんだで高位聖職者だからな 」
 夜の宴会までには来るだろう。
 ジェダはそう言うと青空を仰ぎ見た。

 
 リセッタとリノはベンチに腰掛け休憩していた。
 からっとした海風が2人の疲れを癒す。
「ねえリノ、もう足は大丈夫?」
 どれだけ時間が経過した頃だろうか。
 リセッタが声をかける。
「うん。大丈夫。それと、今は…」
「あなたがどんな格好してても、私にとってはリノよ」
「ちょ、リース…」
 あわてて周囲を見回すリノ。
「別に誰が聞いていてもいいじゃない」
 リセッタは言う。
「おじ様には恩もたくさんあるけど、ここだけは譲れない」
「リース…」
「一緒に…その…調教されてたら、その内『リノ』が居なくなっちゃいそうだから…」
「う、うん…」
 生返事をするリノ。
 絶対聞かれてるだろうなぁと、今夜の夜伽内容を不安に思うリノ。
 ギルドに属する凄腕のギロチンクロスを思い浮かべながらリノはため息をはいた。

「こら少年。そこでため息をはくのはどうかと思うぞ」

 不意に、耳元にハスキーな囁き。
「!」
「どうしたの?」
 突然背筋を震わせるリノに怪訝な表情を浮かべるリセッタ。
「い、いや、何でも…」

「ジェダ様はお前に期待している。リナとして愛でるだけではなく、リノとしてもな」

(え?)
 声に戸惑うリノ。

「そろそろ日が落ちる。コテージに移動しろ」

 耳元でささやき声が聞こえると同時に、ふっ、と耳に息が吹き付けられ、リノが再び体を震わせる。
「……っ」
「リノ、大丈夫?おじ様に何かされてるの?」
 以前、張型を入れられて散歩させられた事を思い出しながらリセッタは言う。
「だ、大丈夫。今日はまだ…なにもされてない」
 リノは言う。
「そろそろ日も暮れるし、コテージに行こう」
 そう言って立ち上がる彼の足下はふらついている。
 ハイヒールで長くあることに慣れていないからだ。
「しょうがないわね」
 リセッタはため息を吐きながら彼の手を取り、歩き出した。

 続きます


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