◆【18歳未満進入禁止】みんなで創る小説Ragnarok ♂萌エロ 第2巻◆
[38:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2005/10/09(日) 00:19:41 ID:wXezXqhQ)]
少しずつ、プリーストの指先がきつい部分を広げていくのを感じるたびに、
騎士は耐えるように、頭板にかけた手を強く握った。
上げそうになる嬌声を逃がそうと、騎士は天井を仰ぎ、苦しげに息を吐いた。
が、プリーストの指がいきなり奥まで入り込んできた途端、彼は喉を引きつらせた。
「うぁっ……!」
「あ、やっと声聞かせてくれた」
少し意地の悪い声で囁いたプリーストが、二本の指で掻き乱すように騎士の体内を弄った。
「あ、あ、や……っ」
「膝ガクガクしてるけど平気ー?」
言いながらも、プリーストは指を動かすのを止めようとはしない。
どころか、必死に耐えようとしている騎士の内股を、自らの腿で撫で上げた。
触れた体温に、また新たな性感が駆け上がってくるのを騎士は感じた。
「ん、の、何してっ!」
「だって右手しか使えないのつまんない」
「やだっ……馬鹿、止めろっ!」
とうとう耐え切れなくなった騎士が、頭板から手を滑らせ、プリーストにしがみ付く形になった。
「おっと」
「げっ、ごめん!」
自分の体とプリーストの体で、三角巾で吊られた彼の左腕を思い切り挟み込んでしまい、
騎士は慌てて体を離そうとした。
が、その背中を、騎士の体内から指を抜き取ったプリーストが抱きかかえた。
「だからー、平気だって言ってるでしょ」
ぽんぽん、と軽く背中を叩きながらプリーストが呟いた。
「俺ってそんなに信用ない?」
「ない」
「即答すんな」
遠慮ない返答に、プリーストが顔をしかめたが、
騎士は構わずにプリーストの体を押しのけようとする。
「いいから離せって」
「やだよ」
「馬鹿、いくら平気だっていっても姿勢変えるのは大変だろ」
思いがけない騎士の言葉を聞くと、プリーストはきょとんとした顔をした。
「何の話?」
プリーストに見つめられると、騎士は口篭って僅かに目を逸らし、だからさあ、と呟いた。
「押さえ込まれてると、その……お前の、入れられないじゃん」
「ああ……そっすね、うん」
ほんの少しの間、プリーストは呆気に取られたような顔をしていたが、
すぐに嬉しそうな笑みを見せて、騎士の体を離した。
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