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◆【18歳未満進入禁止】みんなで創る小説Ragnarok ♂萌エロ 第2巻◆

[60:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2006/06/23(金) 23:49:27 ID:d6Qo0ViY)]
彼らの部屋の前まで来ると、騎士はプリーストを背負ったまま、片手で扉の鍵を開けた。
部屋に入って、後ろ手に扉を閉めると、騎士は寝台に向かってプリーストを引きずっていった。
「ほら、着いたぞ」
相変わらず体重を任せたままのプリーストを、騎士は寝台の上に横たわらせようとした。
が、思いっきり背後から抱きしめられた。
「うおっ!」
バランスを崩した騎士は、プリーストと共に寝台の上に倒れ込んだ。
起き上がろうとするものの、騎士の上には、
半ば夢の世界に旅立っているプリーストが圧し掛かっていて、思うように動けなかった。
「……重いんすけど」
束ねた焦げ茶の髪を、少々強く引っ張りながら騎士が言えば、プリーストはんー、とうめく。
「俺は重くない」
「そりゃお前が乗ってるんだから」
「違うね」
そう言ったプリーストが、がばっと跳ね起きた。
今なら動けたはずなのだが、驚いてしまった騎士は、一瞬起き上がる事を忘れた。
それが不運に繋がるとも知らずに。
ぴと、とプリーストは騎士の上体に――正確には、上体を覆っている鎧に手を乗せた。
「こんな鎧着てるから重いんだ。よし脱がせてやろう」
「それは関係な……って待て、本気かお前!?」
言うや否や、鎧のベルトを外しに掛かるプリーストに、騎士が慌てて声をあげた。


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