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【18歳未満進入禁止】みんなで創る18禁小説Ragnarok ♀×♀ 第6巻【百合】

[207:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2010/08/01(日) 00:27:41 ID:TluZGR.A)]
 そんな、遠慮は無いが楽しくて実の有る狩生活が、数ヶ月続いた頃だろうか。
 その日も、いつもと同じようにやり取りをしながら狩をしていたのだが。

『ぱぱらぱっぱぱー!』

「「あ」」
 ティアの頭上に、天使が舞った。同時に、足元に独特の白いオーラがわき上がる。
「やったね! ティア、オーラおめでとう!!」
 そう言いながら私はティアに抱きついた。
 …ところが、そのティアの方の反応が何か薄い。
 何か信じられない物を見たと言うような、そんな目つきをしていた。
「…ティア?」
「あ…ああ、え…っと、あ、ありがとう…」
「どしたの? オーラになって転生目指すって前言ってたじゃない」
「う、うん…」


 それは、私とティアが組み始めて少しした頃の話。
 私はLKでティアはプリで。
『ねえ、エリシー』
『ん? 何?』
『転生って、やっぱり大変だった?』
『んー…まあ、大変じゃなかったって言ったらウソになるわよね』
『そっか、そうだよねー』
『うん、でもさ、こつこつやっていけば必ずなれるよ。私もそうだったし』
『…そうね』
『だから、ティアのペースで頑張れば良いよ。私も手伝うからさ』
『うん…ありがとう』


 そんなやり取りがあって以来、ずっと二人で頑張って来たのだが。
「何か、ティアはオーラになったのが余り嬉しくなさそうに見えるよ?」
「え? う、ううん、そんな事ないよ? そんな事ない…ただ、突然過ぎたので
びっくりしちゃったの」
「ああ、そっか」
「うん、ありがとうエリシー。あなたのおかげでオーラになれたわ」
 そういって、エリシーは少し頬を赤らめながら抱きつき返して来た。
「おっけーおっけー。じゃあすぐ転生する?」
 前の話から、私はそう尋ねて見た。
「あ、いや、えっと…」
 ところが、帰って来たのはまたも微妙な反応。
「ん?」
「いや、その…えーっと、そう、お金! まだ転生費用溜まって無いのよ!」
「ありゃ? そうなの?」
「うん、恥ずかしながら…だから、転生はもうちょっとお預けね」
 そう言ってティアはあははと笑っていた。


 ところが。
 何日かティアがオーラのまま二人で狩りに出かけ、それなりに稼ぎも有る筈なのだが。
 聞いて見ても『まだお金は溜まって無いわ』の返事ばかり。
 おかしいなとは思いつつ、まあ何か考えが有るのだろうと思っていたのだが。


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