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【18歳未満進入禁止】みんなで創る18禁小説Ragnarok ♀×♀ 第6巻【百合】

[218:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2011/02/07(月) 17:43:03 ID:Z1wnSQJk)]
 …やれやれ。
 再び歩き出した妹の後ろを歩き出すと、後ろから追い付いて来たティルがまたくすくすと
笑いながら。
「シェル姉ってさ〜、何だかんだ言ってティコには甘いわよね〜?」
 と言って来た。
「どうかしら? まあ末っ子だからって甘やかしすぎたかなぁとは思って居るけどね」
「まあ…あの子、シェル姉さん大好きだしね」
 隣を歩いて居たフィルもそう言いながら少し微笑んでる。
「あれで本当に立派なプリになれるのかしら…ちょっと心配だわ」
 思わず、はぁっとため息が出る。

「でもさ〜、アークビショップってプリみたいに布で覆われて無いのに、やっぱ暑いの〜?」
 ちらっとあたしの足元を見たティルがそんな事を言って来た。
「何言ってるのよ。布あった方が砂漠の照り返し避けられて良いに決まってるじゃない。
日焼け止めかなり念入りに塗って来たのよこれ?」
「あ〜そっか〜」
 全く…誰の趣味でこんな、いろんな意味で防御力の薄い衣装になったのやら。
 プリやハイプリの衣装ですら大概だなと思っていたのに、ここにきてのアクビの
この衣装。
 『見えない』ようにするのに、どれだけ気を配らなくてはいけないやら。

 その後も、バッタ平原を通ったらボスバッタに襲われて見たりとか、プロ西の城壁沿いに
城門目指したらごろつきに難癖付けられて、慌てたティコがテレポで飛んだら5m横の
川の中に着地…着水?して見たりとか、色々あった訳だが。


 プロに到着した時点で既に日が暮れて居たので、宿屋に部屋を取って、ベッドに
だらしなく寝転がりながらくつろいで居ると。
「シェル姉ー! みてみて、合格したよー!!」
 冒険者アカデミーの一次試験合格の証しである、緑色の帽子をかぶったティコが
嬉しそうに部屋に飛び込んで来た。
「おめでとう。頑張ったわね」
「えっへへへ…」
 起き上がってベッドの縁に腰掛けて頭を撫でてやると、嬉しそうにティコが微笑んだ。
「…あれ? ところで、フィア姉とティル姉は?」
 部屋をきょろきょろと見回して、妹二人が居ない事に気がついたティコが聞いて来た。


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