【18歳未満進入禁止】弓職&踊り子命令スレ Part4
[99:高慢なジプシー(2010/05/14(金) 07:57:25 ID:A6rWXMGc)]
少しだけ時間が空いたので書き上げましたわ!
それにしても以前と比べるとなんという体たらく・・・更新速度が遅すぎますわ・・・
>>64
夜の宿ではステージで踊り終えた高慢なジプシーが他の客たちと談笑していた。
宿の好意でステージに立っている高慢なジプシーは金銭のやり取りはできないのだが、人を魅了する
容姿と踊りで宿泊客を楽しませる彼女は、よく食事や飲み物をご馳走になっていた。
中には金銭などを渡して高慢なジプシーに迫る者もいたが、毅然とした態度で断っていた。
64が高慢なジプシーに温泉の誘いを掛けたのはそんな中でのことだった。
「くすくす・・・わたくしと温泉?
天然とおっしゃるからには宿のもてなしもないのでしょう?」
アルコールを飲みながら、64を軽くあしらう高慢なジプシー。
その周りでは「温泉なら俺が連れて行ってやるよ」「じゃ〜俺とも遊びに行こうぜ」など、高慢な
ジプシーを誘う声が飛び交い始めるが、
「申し訳ないのですが、わたくしこれでも多忙ですので、余程お暇があるときにでもまた
お願いいたしますわ」
そういいながらアルコールをあおる。
彼女の頬はほんのりと上気しているようだが、飲み始めたばかりなのか片手でしっかりとジョッキを
握っていた。
その後も何かと64が食い下がって誘うものの、高慢なジプシーの取り合わない態度に仕方なく
引き上げようと宿の戸口をくぐる―――――
「――――お待ちないな」
宿から出る64の後ろから高慢なジプシーが追いかけるようにして声を掛ける。
「・・・声を掛けるタイミングが悪いのですわ。せめてわたくしがステージに立っていない日に
声を掛けていただきませんと、他の方の手前、お返事ができませんわ」
きょろきょろと辺りを見回す高慢なジプシーの頬が紅葉しているのは、アルコールのせいだけでは
ないようだった。
「その・・・見つかった温泉というのは・・・そんなにいいお湯なんですの?」
多少口ごもるようにしながら、ぶっきらぼうに言う高慢なジプシー。
そんな彼女の気配に察しながら64は、
「俺も行ったことないからわからないんだが、知り合いが言うには凄かったとかいう話だぜ?」
「そ、そうですのね!」
64の言葉に手を合わせながら一瞬顔を綻ばせる。
「街から遠いんですの?」
「聞いた限りだとちょっと歩くみたいだな。あそこ山道で岩が多いからあまり人も来ないし、
洞窟にあるみたいだから文字通り穴場らしい」
そこまで聞くと高慢なジプシーは背を向け、
「わかりましたわ!仕方ありませんのであなたに案内してもらうとしましょう!
用意してきますので、しばしお待ちくださいなv」
弾んだ声でそういうと、高慢なジプシーは着替えなどを取りに自分の部屋へと向かうのだった。
「♪〜♪♪〜」
機嫌のよさそうな雰囲気で山を登る高慢なジプシーと、それを案内するように64が先行する
高慢なジプシーは伊達眼鏡を外し、頭には仮初の恋などをつけながらその胸の内は温泉の
期待に満ち溢れていた。
ベインスの街から徒歩で30分ほど山道を歩くと、やがて霧のような蒸気が漂う地帯にたどり着く。
「確かこの辺に・・・・お、あったあった」
64の声がする方向に高慢なジプシーが見やると、洞窟が崩れたような場所に岩に囲まれた温泉が
姿を現していた。
まるで元々あった壁が崩れたような形で温泉の天蓋を囲うような場所で、他に訪れたものの
忘れ物か、ランタンなどが置いてあった。
洞窟の奥にもいけそうな感じだったが、途中で土砂が崩れてしまっており、通路のような
先には進めなくなっている。
どことなく人為的な作りを感じさせるものはあったが、そんなことは全く意に介さず
高慢なジプシーはお湯をすくったり、ランタンなどの周りのものに触ったりと、
まるで子供のようにはしゃいでいるような様子を見せていた。
「雨とか降っても平気そうですわね・・・光源もあるしお湯の温度も悪くなく水も豊富・・・
なかなか悪くないですわv」
ぱしゃぱしゃと水面に波を立てながら喜ぶ高慢なジプシーに、ついつい64も顔が綻ぶ。
「さて、早速温泉に――――」
そういったところで高慢なジプシーは言葉を切る。
温泉の広さは10人ほど入れそうなほどだが、数はひとつしかなく街は遠い。
どことなく次の言葉を待つようにしている64に対して、
「はぁ、天然ということですし、多少は予期してましたのでいいですわ。あなたも一緒にどうぞ?」
そういうと高慢なジプシーは通路らしき物陰に隠れるとするすると服を脱ぎ始める。
64も男なので高慢なジプシーと一緒のお湯に入れることに興奮を覚えながら服を脱ぐと、一足先に
温泉へと浸かる。
わずかに遅れて出てきた高慢なジプシーは長いタオルを豊満な胸に直接巻いた姿で現れる。
下には濡れてもいいように衣装のひとつを履いた姿ではあるものの、その姿は64の男自身を
魅了するのに十分なほどの格好であった。
「ぁぁぁぁぁ・・vいいお湯ですわぁv身体が暖まりますわねv」
艶のある吐息を漏らしながら、お湯に浸かる高慢なジプシー。
季節はこの地方では既に暑いといえる気候であるものの、山の中腹にあるそこではまだ気温が
そこまで高くなく、暖まるには十分なお湯だった。
「このようなところを教えていただき感謝しますわ・・・わたくし温泉が大好きですのv」
「喜んで暮れてよかったよ。俺も温泉が好きでね、こんな穴場に美女と入れるなんて男冥利に
尽きるわ」
「くすくす・・・vうまいことをおっしゃいますわねv」
そのまま二人は空を見上げたり、談笑したりしてゆったりと時を過ごす――――
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