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◆みんなで創る小説Ragnarok ♂萌え2冊目◆

[44:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2005/09/23(金) 20:46:14 ID:Z49IO7IQ)]
目的も無しに歩いていたら、いつの間にか露天商が集まる通りまで来ていたらしい。
常に人で賑わう首都とは違って、ここ砂漠の都市モロクでは決まったところに何軒か露店が並ぶ。
その中で、ここでは珍しく消耗品以外の品が主体の露店にセージは目を留めた。
立てかけられた槍はぎらりと激しい光をはね返し、板の上に並んだ短剣は鞘に入ってはいるものの、
柄の意匠からして出来の良い品であることを思わせる。今でこそ長剣を腰に提げているが、
マジシャン時代にお世話になったものからダマスカスまで、様々なものが並んでいる。
省略27


[45:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2005/09/23(金) 20:47:04 ID:Z49IO7IQ)]
「こーら、こんなところで何やってるの」
かけられた声に、セージは大げさに思えるほどびくりと体を震わせた。
二度と聞かないかも知れないと思い詰めていたアルケミストの声だった。
薄暗い路地裏は人が通ることも少ないから足を休めていたのだが、どうしてここがと言いかけて、自分たちが
パーティーを組んでいたことを思い出した。一度登録すれば、解除するまで相手の場所は分かってしまう。
「用事は終わったのか? 約束忘れて……!?」
省略24


[46:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2005/09/23(金) 20:47:46 ID:Z49IO7IQ)]
「順番に、順番に話してくれるかな。他に好きな人ってどういうこと?」
落ち着かせるように耳元で話すアルケミストの声は、セージの好きな優しいものだった。
「だって、すきなのは君だけだっていってた」
「……君だけ」
ぴ、とセージの鼻先に指を突きつけると、彼は思いっきり首を横に振った。
「俺じゃ、なくて……あの、ローグのひと」
省略33


[47:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2005/09/23(金) 20:48:18 ID:Z49IO7IQ)]
「何で切っちゃったの……もったいない」
「え、なんか……何となく?」
今考えてみれば、セージ自身にも何故切ってしまったのかよく分からないのだ。
衝動的な行動ならそんなものである。
なんだか大げさに肩を落としたアルケミストにセージは慌てる。
「あ、でも、また伸ばすから!」
省略9


[48:42(2005/09/23(金) 20:50:49 ID:Z49IO7IQ)]
コピーと一行の文字数を間違えたのは内緒だ!_| ̄|○


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