【百合も】生体DOP達に萌えるスレB2F【801も】
[34:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2009/08/06(木) 03:53:48 ID:sM0eP6xw)]
「これは……ダメかも……。」
悪夢が現実になりつつある事にセシル=ディモンは気付いていた。
一瞬たりとも気が抜けない状況。汗が頬を伝い流れる。
「最後まで諦めるな……。希望はまだ、ある……絶対に。」
セシルの右隣にいるセイレン=ウィンザーの声も緊張に満ちている。諦める、という選択肢はないようだった。
たとえ、勝てる可能性が極めて低いとしても。
省略28
[35:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2009/08/06(木) 03:55:33 ID:sM0eP6xw)]
あ今日の勝負もそんなセシルが望んではじめたようなものである。喧嘩ではない。
夕食の席で相手を探し始めたセシルにマガレが「でしたら、お相手しますわ。」と返事をしただけだ。
ただし、普段と違ったのはマガレが「ただ遊ぶだけではつまらないので、何かを賭けましょう。」という条件を出した事である。
その方が燃えると判断したセシルはすぐさま了承したが、マガレの次の言葉で凍りつく。
「私が勝ったら、セシルちゃんを1日好きにできるというのが私の希望ですわ♪」
マガレが女の子好きだというのはとっくに周知されている。というか、隙があれば襲われかける。
省略38
[36:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2009/08/06(木) 03:57:47 ID:sM0eP6xw)]
勝負がはじまってしまえば圧倒的な差があった。もちろん、マガレとエレメスが強い……という意味で。
2回戦まではセシルとセイレンが勝っていたものの、それは運に頼る部分が大きかったと言える内容だった。
特に、セシルが国士無双をツモったなどは、実力とは言えない部分である。セシルもセイレンもかなりツイていた部類だろう。
にも関わらず、圧倒的すぎる実力差のために、3回戦で逆転を許してしまった。
さて……麻雀を嗜んだ事のある方なら、セシルたちの打ち方は危ういと気付いていただろう。
省略50
[37:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2009/08/06(木) 03:58:26 ID:sM0eP6xw)]
結果から言えば、マガレたちの圧勝だった。というか、約束を変更してから更に差が開いたのは言うまでもない。
というのも、マガレが目で合図したのをきっかけにエレメスがしょうがない……といった感じで積み込み(※イカサマの一種)をしはじめたからである。
「エレメスならその程度の事は余裕だと信じていましたわ♪」という様子のマガレがそこにはいた。
だから、半荘の更に半分程度の時間の中で、それまでおよそ10万点だった差が30万点ほどに開いたのだった。
セイレンはすでに開き直って涼しい顔。「俺は最善を尽くした。相手が悪かっただけだ。」とでも言いたげな感じである。
セシルは燃え尽きていた。約束の変更もマガレの作戦の内だと言うことには気付いたが、遅かった。今はもう、まな板の上の鯉の如く、諦め果てていた。
省略31
[38:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2009/08/06(木) 04:06:17 ID:sM0eP6xw)]
爆裂波動ハワードの流れをぶった切ってペタリ。って最初に書き忘れたよ……。
わりと本気で力尽きてるんで、続きは遅くなるやもしれん。
……あ、そもそもいらないならそれに越した事はないが!
read.cgi ver4.20 by GlobalNoteScript (2006/03/17)