アコたんvsメカアコたん Part6
[84:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2004/09/29(水) 23:02 ID:gVNfdAtA)]
その頃プロンテラではアコたんとメカアコたんが仲良く普通にお月見をしていた
「メカアコたん、これがお団子だよ。んで、これがススキ…。これぞ秋って感じでしょ」
「アコたん、私は風情とか分からないよ」
感情回路が搭載されているホムンクルスとはいえ、メカアコたんは人間の心情には疎い。しかしアコたんは気にせず笑った
「大丈夫だよ、そのうち分かるようになるから。それよりメカアコたん、この歌知ってる?お姉様から教ったんだよ」
そして可愛らしく歌いだした
省略24
[85:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2004/09/29(水) 23:03 ID:gVNfdAtA)]
騎士団のお月見はいつものようにただの酒盛りだった。春には花見で一杯、秋には月見で一杯、夏には海で、冬には囲炉裏で
つまりは酒が呑める機会ならなんでもいいらしい。今回もお団子やススキなど誰も用意しようとしていなかった
ガヤガヤと騎士団本部の中庭から喧騒が部屋まで聞こえてくる
そんな中、騎士子たんは一人部屋でしかめ面をしていた
「勢いに任せて買っちゃったけど、どうしよう…」
省略26
[86:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2004/09/30(木) 14:59 ID:.tItgL9Q)]
長編の続き作ってみる
「プロンテラ騎士団白の騎士、白牛将軍トリス殿。貴殿の勇敢なる行動に敬意を表し、ここに勲三等を授与するものである」
「ええと…ありがとうございます……?」
闇雲にミスティスを探し回る事一ヶ月、その際いくつもの無関係な盗賊団を壊滅させ、アルデバラン市長から表彰されながらトリスは思った
「やはり素人が闇雲に探してもダメだな。どうしようか、ウスラー?」
省略30
[87:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2004/09/30(木) 15:01 ID:.tItgL9Q)]
レオは情報部所属だけあって詳しい。さらに初心者修練所講師ということもあり、情報網の広さでは騎士団一だろう
そのレオ教官から手渡された今回の事件に関するファイル。一ヶ月前より厚くなっているそれを慎重にめくるトリス
1、ミスティスが魔族と内通していたという報告が入る。同時に国王陛下より叛逆者ミスティス捕縛の命令が出る
2、大臣よりのミスティスへの追っ手三人が斬殺される
3、プロンテラの検問体勢強化
省略17
[88:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2004/09/30(木) 15:03 ID:.tItgL9Q)]
騎士団本部を出る前に、トリスは一つの部屋に立ち寄った。それは看護室
看護将校に付き添われて、ベッドに伏している白狼将軍ウィンザーを見舞い、トリスは固く拳を握った。例えいかなる理由があろうとも
戦友を傷つける事は戦士として許されることではない暗黙の掟であるはずだ
「俺はミスティスを許さない。ウィンザーさんの遺志は俺が継ぐ!」
「トリス君、まだウィンザーさんは死んでないんだけど…」
省略12
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