◆みんなで創る小説Ragnarok ♂萌え2冊目◆
[34:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2005/08/24(水) 19:36:51 ID:Axt2EEwM)]
不満気な顔のまま振り向いた剣士に、ハンターは言葉を掛ける。
「流石に歩けないほど腰痛めたら、いくら面倒臭がりのお兄さんでもちょっとは行動改めるでしょ」
ね、とハンターは笑ってみせるが、剣士は首を横に振る。
「駄目ですよ。お兄ちゃんこの間も聖堂で本読んで、そのまま寝ちゃってたんですよ」
朝の掃除に向かった新米のアコライトが、
倒れているプリーストを見つけ、死体かと思って悲鳴を上げたそうだ。
省略23
[35:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2005/08/24(水) 19:37:34 ID:Axt2EEwM)]
小走りに出て行った剣士の足音が消えると、
やれやれといった表情で、ハンターはプリーストの横たわる寝台の傍に屈みこんだ。
寝台に肘を突くと、うつ伏せのままだったプリーストが、
痛めた腰を押さえながらゆっくりと仰向けになり、ハンターに顔を向けた。
「俺もギルドで狩りの予定あったんだけどなあ」
「行って良いよ」
省略17
[36:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2005/08/24(水) 19:38:04 ID:Axt2EEwM)]
白いシーツの上で手をぱたぱたとさせながら、ハンターは呟いた。
「第一、君が倒れたってとこで何かヤバイ状態だ、って思い込んじゃったのが間違いだよね」
「何で?」
プリーストに問われ、ハンターは顔を上げた。
「毎日のようにじゃりん子とあっちこっち駆け回ってる人が、
そんないきなりヤバイ病気とか、想像つかないじゃん?」
省略11
[37:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2005/08/24(水) 19:40:29 ID:Axt2EEwM)]
ハンターはしばらくの間、無言でプリーストに見惚れていたが、
やがてうわー、と苦々しげな声を上げた。
「面倒臭がりで笑顔が無邪気とかって、めっちゃ母性本能刺激して女の子引っ掛けてそう」
「……引っ掛けてないよ」
「自覚なく引っ掛けてそう」
「あのねえ……」
省略20
[38:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2005/08/25(木) 11:07:09 ID:3re7t21g)]
いつものハンタプリシリーズの方でしょうか。
静かな雰囲気の中に愛が溢れてて萌えました(*´д`*)
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