◆【18歳未満進入禁止】みんなで創る小説Ragnarok ♂萌エロ 第2巻◆
[21:Kni×Wiz-1(2005/08/20(土) 17:58:42 ID:mLusgup2)]
いつもなら風呂に入る順番は一番風呂の好きな騎士を気遣ってウィザードの方が後になる。
しかし、騎士が武器の手入れに集中している時等はウィザードが先に入ることもある。
今夜はそういう日だった。
昔は風呂があまり好きではなかった。出来るなら今でも好き好んで入ることはしたくない。
が、今では入らざるを得ない場合が多いので仕方なくという事が多い。
省略46
[22:Kni×Wiz-2(2005/08/20(土) 18:01:39 ID:mLusgup2)]
ウィザードはここが浴室ということを今更に思い出す。
ここには衣類こそあるものの、装備品は全てベッドの傍らに置いてある。
これでは手当ては出来ない。困惑してる姿を騎士に見せるのは何だか癪に障るので、
指先を掠める程度に舐めることにした。
文字通り、舐めてりゃ治る程度の傷に見えたので
そうしたまでだと言わんばかりに少し屈んで軽く舐めた。
省略42
[23:Kni×Wiz-3(2005/08/20(土) 18:04:43 ID:mLusgup2)]
「くっ…。」
「ん…。ここ…意外に響くんだな…。」
声を抑えようと必死なウィザードと、
悪戯好きの子供が新しい玩具を発見したワクワク感が積もる騎士は対照的であった。
もとよりウィザードの声が好きな騎士はそれをもっと聞きたい為に辺りを見回しながら
省略29
[24:Kni×Wiz-4(2005/08/20(土) 18:08:46 ID:mLusgup2)]
「駄目、…はっ……んんぅ!」
「イイな今のお前の声…グッと来るぜ?」
ウィザードの声が堪えきれずに荒っぽくなる。
その響く声はウィザード自身の耳にも届く。
いつも聞こえるのと一味違う声は更に自分を追い詰めている。
省略41
[25:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2005/09/23(金) 18:00:11 ID:vzm3Wxfg)]
一つの扉の前で、鎧姿の騎士の青年はもう五分近くも立ち尽くしていた。
剣士時代から良く言えば勇敢、悪く言えば無謀なことで知られていた彼だったが、
その一つの扉を開けるには、どうしても勇気が足りなかった。
どうしようかと腕を組み考え込んでいると、騎士はふと、自分が手ぶらであることに気付いた。
見舞いに――それもとても大切な相手の見舞いに来たというのに、彼は花の一つも持っていなかった。
迂闊だったと顔をしかめつつ、騎士は内心で安堵していた。
省略22
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