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◆【18歳未満進入禁止】みんなで創る小説Ragnarok ♂萌エロ 第2巻◆

[22:Kni×Wiz-2(2005/08/20(土) 18:01:39 ID:mLusgup2)]
 ウィザードはここが浴室ということを今更に思い出す。
ここには衣類こそあるものの、装備品は全てベッドの傍らに置いてある。
これでは手当ては出来ない。困惑してる姿を騎士に見せるのは何だか癪に障るので、
指先を掠める程度に舐めることにした。
文字通り、舐めてりゃ治る程度の傷に見えたので
そうしたまでだと言わんばかりに少し屈んで軽く舐めた。
省略42


[23:Kni×Wiz-3(2005/08/20(土) 18:04:43 ID:mLusgup2)]
「くっ…。」
「ん…。ここ…意外に響くんだな…。」

 声を抑えようと必死なウィザードと、
悪戯好きの子供が新しい玩具を発見したワクワク感が積もる騎士は対照的であった。
もとよりウィザードの声が好きな騎士はそれをもっと聞きたい為に辺りを見回しながら
省略29


[24:Kni×Wiz-4(2005/08/20(土) 18:08:46 ID:mLusgup2)]
「駄目、…はっ……んんぅ!」
「イイな今のお前の声…グッと来るぜ?」

 ウィザードの声が堪えきれずに荒っぽくなる。
その響く声はウィザード自身の耳にも届く。
いつも聞こえるのと一味違う声は更に自分を追い詰めている。
省略41


[25:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2005/09/23(金) 18:00:11 ID:vzm3Wxfg)]
一つの扉の前で、鎧姿の騎士の青年はもう五分近くも立ち尽くしていた。
剣士時代から良く言えば勇敢、悪く言えば無謀なことで知られていた彼だったが、
その一つの扉を開けるには、どうしても勇気が足りなかった。
どうしようかと腕を組み考え込んでいると、騎士はふと、自分が手ぶらであることに気付いた。
見舞いに――それもとても大切な相手の見舞いに来たというのに、彼は花の一つも持っていなかった。
迂闊だったと顔をしかめつつ、騎士は内心で安堵していた。
省略22


[26:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2005/09/23(金) 18:00:41 ID:vzm3Wxfg)]
未だぼんやりとした顔のままの騎士が部屋に入ると、プリーストはいきなりで悪いんだけど、と口を開いた。
「これ、どっか置いてくんない?」
そう言いながら、プリーストは目で胸に抱えた花束の山を示した。
騎士が受け取ると、花束の下から、白い三角巾で首から吊るされたプリーストの左腕が露わになった。
今は布団の中にあるので見えないが、プリーストの右足首にも包帯が巻かれている事を、騎士は知っていた。
ほんの少し騎士の表情が歪んだのだが、プリーストは気付かなかったようだ。
省略19


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